BSよしもとで土曜の夕方に放送中の異色のバラエティー番組「ガッツ 100％テレビ」（午後5時）。9月24日、10月29日の放送回では「パンサー」尾形貴弘、「コロコロチキチキペッパーズ」ナダル、「プラス・マイナス」岩橋良昌らレギュラー“ガッツ芸人”に加え、助っ人ガッツの「ジェラードン」アタック西本の4人が「Adobe（アドビ）」を全力で紹介した。また同放送回ではMCを中山功太が務め、ガッツ芸人たちへの的確なツッコミで番組を進行した。

　同番組は吉本興業に所属する約6000人の芸人の中で、今最もガッツがあるメンバーが、全国の企業を盛り上げる為に、企業の商品やサービスを全力で、ガッツ100％で”、熱く、面白く紹介していく、新しい形式の企業バラエティー番組だ。

「Photoshop」などの製品を生み出し、写真加工から動画編集までさまざまなツールがそろっているアドビ。今回は同企業にフォーカスをあてた第2弾となる。さまざまな製品を使いながらゲームに挑戦し、全力でアドビをPRした。

　ナダル、尾形らが自己紹介する中、強烈な印象を残したのは岩橋だ。「さっき差し歯が取れたよ～、さっき差し歯が取れたよ～」と歌いながら現れる。そして「そんな差し歯はアドビのデジタルで補ってー！」と完璧な登場だった。

「Adobe Stock」にある3億点以上の写真を使った「写真でひとこと」に挑戦。芸人たちに配られた5枚の写真をそれぞれの手札とする。その5枚のうち1枚をしりとりとして山札に置いていき、先に手札がなくなったものの勝利というコーナーだ。同コーナーでは、的確な“ひとこと”が浮かばず終始、苦もんの表情を浮かべる尾形に注目だ。

　また「Photoshop」を使い、吉本芸人の宣材写真のどの部分が加工されたのかを当てるコーナーにもチャレンジ。正解が出されるたびに「そこやったか！」などと納得の声があがる中、岩橋がここでも活躍。「バリ楽しい」と絶好調だった。

　一同が苦戦したのは「スピード4コマ写真チャレンジ」。「Adobe Stock」の中にある何の脈略もない4枚の写真が順番に出される中、メンバーたちが1枚1枚のセリフを担当。4コマでしっかりとストーリーになっていればクリアという内容だ。これまで「ガッツ」に100％を注いできたメンバーたちには少々きつかったのか、語尾で自信をなくして小さい声になってしまう部分にも注目だ。

　また収録に参加した4人でミラクルを起こし、“ガチ歓喜”の瞬間を撮影するというコーナーではアドビ担当者がガッツを見て、涙する場面も……。事前に設置された足つぼマットの上でリフティングなどに挑戦する男たちのガッツは必見だ。

　そのほか、番組内では米国開催の世界中のクリエイターが何十万人も集まる祭典「Adobe MAX」にアタック西本が参加することも発表。あわせて「Adobe MAX」内にて同番組がスペシャル番組枠で配信されることも決定した。

　収録後、ナダルは「爆発するときは爆発するというか。見てくれる人が本当におもしろいと思う番組ですね」とコメント。尾形も「めちゃくちゃやりにくいですね。周りのメンバーに『なんだこいつ』と思ったりもするんですけれどお互いさまなんですよね。でも、やりにくさがクセになる。たまに一つになるときがあったりだとか、そこを目指してやっている感じはあります」と笑顔を見せた。

　この日、一番大きな声が出ていた岩橋は「周りが黙って自分の言いたいことが通ることがまれ。それはもう喉も鍛えられます。この芸歴になっておもしろいことも大事ですけれど、ガッツに重きを置いているところで初心に帰れる」としみじみだった。

□「ガッツ100％テレビ～笑いと愛が企業を救う～」BSよしもとで毎週土曜日、午後5時から放送中。吉本興業に所属する今最も“ガッツ”のある芸人が全国の企業を盛り上げるため、企業の商品やサービスを全力で熱く、おもしろく紹介する企業バラエティー番組。