今年で10周年を迎えた女子大生たちによる大学対抗アイドルコピーダンスコンテスト「UNIDOL」（ユニドル）。アイドルグループやダンスパフォーマンスに魅了された女子大生がチームを編成し、日本一を目指してその出来栄えを競い合うコンテストが8月、3年ぶりに復活した。舞台は過去最大級のNHKホール。そこで「勝者も敗者もUNIDOLにかける思いは一緒」をテーマに「UNIDOL 2022 Summer 決勝戦／敗者復活戦」に青春をささげた学生たちの熱い夏に密着。今回は「UNIDOL 2022 Summer」敗者復活戦出場チーム、立教大学の「立教アイドル研究会」をピックアップ。

――チームについて。

「立教アイドル研究会」（立教大学）　メンバー7人
かにこ（4年生）、つな（4年生）、しろ（2年生）、みら（2年生）、佐野（2年生）、ちなつ（1年生）、ゆめり（1年生）

みら「個性豊かなアイドルヲタクが集まったチームです。御本家であるアイドルを研究し、リスペクトをもって活動をしています！」

――大変だったことは。

しろ「ただ踊りを揃えるだけではなくて、緩急を付けながら止めるところはしっかり止めることを意識してそろえることが大変だと感じました」

かにこ「2曲目は自分らしさを埋没させないためにパフォーマンスとしてどこまで皆で振りをそろえるかということを考えることに頭を悩ませました」

――今回の演目で頑張ったポイントは。

みら「立ドルらしさを伝えるべく、セトリや衣装を何度も考えて、たくさん話し合って決めました。結果として立ドルらしく、そして、メンバーそれぞれが自分らしさを表現できたステージになったと思います」

かにこ「それぞれが個性を発揮しながらも一体感をつくれるように、まずは気持ちの面で1つになれるよう歌詞の解釈をていねいに行ったり、表情を見合いっこして高め合ったりしました。また、常にお客さんを意識し、練習でも1回1回を全力で踊ることは大変でしたが、楽しかったため乗り越えられました」

セットリスト
1.僕なんか／日向坂46
2.YELL／私立恵比寿中学

――ステージを終えた感想をお願いします。

みら「素直に悔しいです。ただ、自分たちのパフォーマンスの映像を見て、そして他チームさんのパフォーマンスを見て、まだまだ自分たちには足りないところがあると痛感したので、もっと時間をかけて、たくさん話し合って次につなげていきたいと思います」

――大会を通して学んだことは。

みら「メンバー全員が、同じ目標に対して同じ気持ちで向き合っていかないとパフォーマンスにブレが出てくると感じました。困っていることや思っていることを話し合い、メンバーとの信頼関係を高めていくことがチームで活動する上で何より大切であると改めて学ぶことが出来ました」

――次に向けての課題は。

みら「勝ち進んだチームや決勝戦のチームを一通り見させていただいて、ダンスの精度を高めていくことはもちろんなのですが、私たちのチームはステージの演出の面での工夫が足りないように感じました。ステージを構成する上で見てくださる皆さんがもっとワクワクしたり、驚いたりできるようなステージを研究して作っていきたいです」

――あなたにとって「UNIDOL」とは。

みら「大学生活の4年間を捧げたいと思える唯一無二の場所」
ちなつ「今までとは違う自分、自分でも知らなかった自分に出会える、今1番頑張りたいと思えるもの」
ゆめり「夢中になれるもの、自分を好きでいられる場所」
しろ「仲間と協力して一緒に1つの目標に向かってがんばれるもの」
かにこ「自分自身を見つめ直せる時間、本気になれる場所」
佐野「素の自分でいられる理想の居場所」
つな「青春」

――将来の夢は。

みら「教育メディアに関われればうれしいです」
なつ「英語を使うお仕事につくこと、海外を拠点に生活する」
ゆめり「自分の強みを活かせる仕事がしたいです」
しろ「ものやサービスを通して人を笑顔にできる仕事」
かにこ「全国の温泉旅館を活性化させること」
佐野＆つな「未定です」

　コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった「UNIDOL 2022 Summer」は全国5都市から49大学53チームが予選に参加し、敗者復活戦を勝ち抜いた2チームを含めた16チームが決勝戦に進出した。ファイナルの舞台となったのは過去最大規模の会場「NHKホール」。決勝戦では各チーム持ち時間8分のダンスパフォーマンスでし烈な争いを繰り広げた。そして「UNIDOL 2022ｰ23 Winter」の開催も決定。北海道、関西、関東、東海、九州の各ブロック予選が12月に行われ、23年2月15日に東京「Zepp Haneda」で決勝戦／敗者復活戦が開催される。

「UNIDOL 2022 Summer 決勝戦/敗者復活戦」結果
2022年8月21日（日）NHKホール

優勝
「Bombs!」（筑波大学）

準優勝
「SPH mellmuse」（上智大学）

第3位
「やっぱりまかろん。」（同志社大学）

ベストフェアプレー賞
「完全無敵シンデレラ」（A大学）

ベストポジティブ賞
「さよならモラトリアム」（慶應義塾大学）

ベストドレッサー賞
「chocolat lumiere」（K大学）

ベストアトラクティブ賞
「chocolat lumiere」（K大学）

ベストパフォーマンス賞
「Bombs!」（筑波大学）

★シークレットゲスト「アンジュルム」

UNIDOL公式HP：http://unidol.jp/