[Alexandros]川上洋平、初のエッセイ刊行 幼少期のエピソードなど披露「満足してます」
ミュージシャンの川上洋平が2日、都内で行われた「[Alexandros]川上洋平エッセイ『余拍』」(宝島社)刊行記念イベントに登壇した。当日は同書を川上がアピールしていた。
「[Alexandros]川上洋平エッセイ『余拍』」刊行記念イベントに登壇
ミュージシャンの川上洋平が2日、都内で行われた「[Alexandros]川上洋平エッセイ『余拍』」(宝島社)刊行記念イベントに登壇した。当日は同書を川上がアピールしていた。
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同書では、川上がシリアで過ごした幼少期、帰国後の学生生活、20代後半でデビューし、駆け抜けてきた音楽への思いなど、これまで明かすことのなかったエピソードを記した。9月28日に発売し、Amazon本ランキングでは1位を獲得。発売前重版も決まっている。
また、川上は「楽曲とは全然違い、思ったよりスムーズに書けました。曲と同じくらいの感じで書けました。文章を書くのは苦じゃなくて、書きすぎて削られちゃいました。これ面白くなかったのかなとか、いっぱいありましたけど、自分としては満足してます」と語った。
タイトルの「余拍」は音楽用語で、まだ音が出ていない状態を指す。川上は「再生ボタンを押す前の状態。これからどんな音楽が流れるか、そういうワクワクしているような状態。どんな本になるのか分からない状態で書いたので、このタイトルにしました。あまり予定を立てるのが好きじゃなくて、行き当たりばったりの人生だったりするので、そういう意味で、このタイトルを付けさせていただきました」と説明した。
当日はお渡し会も行われたが、川上は「いつもライブではかっこつけることができるんですけど、これだけ近いとかっこつけるわけにはいかないので、とにかく笑顔で嫌われないようにしました」と心持ちを明かしていた。
さらに川上は「[Alexandros]の川上洋平はなんとなく知ってるという方に知ってほしいと思いますし、とある一人の男のなんとなくの人生がつづられてるので、例えばカフェとかに行って、隣の人の話を盗み聞きしてるような、そんな感じの雰囲気が伝わればいいなと思います」と同書をアピールしていた。
初のエッセイ発売となった川上は「宝島さんから『やらないですか』と聞かれて、『はい』と答えました。何を書くかとか全く決まらないまま、打ち合わせが終わって、『やべえ、何書こうかな』と思ったんですけど、何かを書きたい気持ちはあったので、わっと書きました。楽しかったですね」と執筆の経緯を明かした。