花火大会と音楽ライブが融合したイベント「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」が1日に茨城県・大洗町で開催される。アンバサダーには“楽器を持たないパンクバンド”「BiSH」のハシヤスメ・アツコが就任。ハシヤスメに同花火大会の見どころや、2023年をもっての解散が発表されているBiSHへの思いを聞いた。（取材・文＝石井宗一朗）

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「大洗海上花火大会 Supported by ふるタメ」は、歴史ある大洗海上花火大会（茨城県）とアーティストによる音楽ライブが融合したイベント。有料席をふるさと納税の返礼品として販売し、テントや飲食物などを持ち込み、さまざまな観覧体験を楽しむことができる、新しい花火エンターテインメントだ。

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――「大洗海上花火大会」アンバサダーに就任されました。意気込みを教えてください。

「大好きな音楽と、四季を感じることができる花火大会が合体するというのは初めて。その大好きなもの2つのアンバサダーをやらせていただけるというのは、すごく光栄なことだと思っています」

――「大洗海上花火大会」の見どころは。

「打ち上げられる花火の数が約3000発から約6000発と、例年の2倍になったというのを聞いてワクワクしています。それに音楽が加わることによって、より鮮明にこの日のことを思い出すのでは。花火はもちろんのこと、音楽も楽しみにしていただければと思います」

――司会進行にはROLANDさん、くりえみさんがいらっしゃいます。お2人の印象は。

「くりえみさんはすごく明るい方。10月1日の本番について『お洋服どんな感じでしょうかね？』『浴衣ですかね？』といった話をしました。すごくフレンドリーな方だったので、時間をかけて仲良くしたいなと思いました。ROLANDさんは、著書『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』を出版された際、すぐに購入させていただいた。名言だったり、人の心にも記憶にも残る言葉を残す方なので、実際にお会いして“金言”をいただきたいなと思います」

――BiSHは2023年をもっての解散が発表されています。現在の心境を教えてください。

「2022年は清掃員（BiSHファンの名称）のみんなと一緒に『解散パーチーを楽しもう！』っていう気持ちでライブハウスツアーだったりをさせていただいてます。『解散パーチー』とは言ってるんですけど、楽しい気持ちの方もいらっしゃれば、悲しかったりとか、『なんで解散するんだよ！』とか……。喜怒哀楽いろいろな感情があると思う。でもそれでいいと思っていて、私たちも日々ライブをさせていただく中で、いろいろな感情が芽生えています。それを全部ひっくるめて解散まで楽しもうという気持ち。思い出作りとかではまったくないんですけど……。解散が決まっているからこそ、いろんなBiSHをお見せできているなとも思います」

――ハシヤスメさんにとってのBiSHとは。

「“日常”です。当たり前のようにメンバーがいつもそばにいて、家族よりも一緒にいる」

――BiSH解散後の展望を教えてください。新たに挑戦してみたいことなどはございますか。

「個人として“やりたいこと”は100個くらいある。『1日警察署長になりたい！』とか『王様のブランチ出たい！』だとか、そういった夢はたくさんあります。でも今は正直BiSHのことしか考えられない状態。BiSHとして東京ドームに立ちたいですし、紅白にもまた出たいです。今はとにかくBiSHのハシヤスメ・アツコとしてがんばりたい。ハシヤスメにしかできないことをいっぱいやって、BiSHを引っ張っていくという気持ちです」

――ファンの方へのメッセージをお願いします。

「『大洗海上花火大会』に来て欲しいです（笑）。音楽もそうですし、花火も楽しめる。“一緒に”最高の思い出を作りましょう！」

□ハシヤスメ・アツコ“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバー。「オーケストラ」「プロミスザスター」「My landscape」「stereo future」等リリースを重ね、2021年にはアリーナツアーを開催。23年をもっての解散に向けて「BiSHからのPROMiSE」を遂行中。19年にはソロデビューも果たし、持ち前のバラエティー性が人気を博し、数々のバラエティー番組やドラマでの活躍も目覚ましい。