中居、米倉、柴咲…大手事務所スタッフと現役俳優に聞く芸能人が続々事務所退所の理由
3月に芸能人が長年、所属していた事務所を離れる例が続発した。中居正広(47)、米倉涼子(44)、柴咲コウ(38)、栗山千明(35)、原千晶(45)……と、いずれも人気・知名度の高い芸能人ばかり。所属していた事務所も芸能界に影響力をもつ大手ばかりだ。2月末には小雪(43)が事務所との提携を終えたことも明らかになった。いったい、何が起きているのか。大手事務所に勤務するスタッフ・草間大輔さん(仮名)と、芸歴20年の現役俳優・大坂悠斗さん(仮名)に聞いた。
ベテランは仕事へのこだわりが強くなる
3月に芸能人が長年、所属していた事務所を離れる例が続発した。中居正広(47)、米倉涼子(44)、柴咲コウ(38)、栗山千明(35)、原千晶(45)……と、いずれも人気・知名度の高い芸能人ばかり。所属していた事務所も芸能界に影響力をもつ大手ばかりだ。2月末には小雪(43)が事務所との提携を終えたことも明らかになった。いったい、何が起きているのか。大手事務所に勤務するスタッフ・草間大輔さん(仮名)と、芸歴20年の現役俳優・大坂悠斗さん(仮名)に聞いた。
3月で所属事務所を退所したのは中居正広(47)、「TKO」木下隆行(48)、米倉涼子(44)、岡田結実(19)、ヨンア(34)、原千晶(45) 、ブルゾンちえみ(29)、柴咲コウ(38)、栗山千明(35)、元AKB48の梅田彩佳(31)など。彼らの所属していた事務所は、多くの人気芸能人を擁する名の知られた大手事務所ばかり。2月末に退所した小雪(43)も同じだ。後輩へのパワハラがあったといわれる木下はともかく、ほとんどが円満退所を強調したが、いったい何があったのか。
「この時期に独立が集中したのは年度末でCMやドラマなど仕事の契約や、事務所とタレントの契約が切れたタイミングだったからでしょう」と語るのは草間さん。「あくまでも一般論」として、独立をあらかじめ考え、さまざまな契約が切れるのを待っていたのではないか、というのだ。
「今回、独立したのは30代後半から40代と、ベテランの域に入ったタレントさんが多いですよね。ベテランになると仕事の内容やペースにこだわりが強く出てきます。タレントのこだわりに沿ったマネジメントができればいいですが、マネージャーが辞めて新しい人に替わったりすると、事務所側とタレントがうまくコミュニケーションがとれなくなる。それで信頼関係が崩れて、仕事とかで知り合った人と一緒にやってみよう、などと考えるのだと思います。ベテランになると業界に知り合いも増えていきますからね」