入院の西島洋介、懸命の闘病続く 深夜にナースコール「頭が割れそうに痛い」

試合中に急性硬膜下血腫で倒れたボクシングの元WBF世界クルーザー級王者で格闘家の西島洋介(49)が、愛媛・四国中央市内の病院に入院してから1日で1週間が経過した。出血は止まり、食事を取れるようになった一方で、頭痛に悩まされるなど、回復へ時間がかかっているという。

西島洋介【写真:ENCOUNT編集部】
西島洋介【写真:ENCOUNT編集部】

「みんなのメッセージがあるから頑張れている」

 試合中に急性硬膜下血腫で倒れたボクシングの元WBF世界クルーザー級王者で格闘家の西島洋介(49)が、愛媛・四国中央市内の病院に入院してから1日で1週間が経過した。出血は止まり、食事を取れるようになった一方で、頭痛に悩まされるなど、回復へ時間がかかっているという。

 西島は9月24日のチャクリキ愛媛大会で、元力士の将軍岡本と対戦。スーパーヘビー級の岡本に対し、30キロ以上軽かった西島は4R、フックをテンプルに打ち込まれると、そのままダウン。後頭部を痛打して動かなくなった。病院に救急搬送され、2日間ICUで治療を受け、現在は一般病棟に移っている。

 日々連絡を取り合っているマネジャーのアンナは30日、西島の状況について「管や点滴も外れて、自分でお手洗いに行けるようになった」と説明。

 一方で、「出血は止まっているけど、頭が痛いと言っています。昨日も夜中の3時半に、『頭が割れそうに痛い』と言ってナースコールして痛み止めの薬をもらいました」と話し、頭痛は収まっていないことを明かした。

 食事は徐々に再開したものの、体調は戻っていない。「今日もお昼を食べた後に、気持ち悪いと話していました」。意識ははっきりしており、試合についても振り返ったという。「ものすごい申し訳ないと言って落ち込んでいます。みっともない試合を見せちゃったというか、客席をもっと沸かせたかったという気持ちがあった。あんな試合じゃダメだよって言ってますね」。最後の一発は記憶にないという。
 
 千葉・松戸市内にスポーツバーを経営するなど幅広い交流がある西島。友人からは激励の声が届いている。ボクシング界からは渡嘉敷勝男氏や竹原慎二氏、亀田興毅氏・大毅氏、格闘界からは桜井“マッハ”速人、小比類巻貴之、ミノワマン、大山峻護、シビサイ頌真、愛鷹亮。メッセージは那須川天心の父・弘幸さんや空手の村上竜司氏からも。高橋克典や大沢樹生、石田靖、ドロンズ石本、ゆたぼんや父で実業家の中村幸也氏など芸能界からも復活を祈る言葉があった。「みんなのメッセージがあるから頑張れている」。西島自身にとって大きな力になっているという。

 退院は3日の予定。その後、陸路で東京に移動し、別の病院で検査を受け、継続入院するかどうかの判断をあおぐ。

「大好きなアイスを食べれないから、病院食でやせてきています。本人は『減量してリベンジする』って言うから、『おとなしくしろ』って言いました。普段は週2、3日は走っているので、ムズムズして動きたい雰囲気でしたね」

 西島の懸命の闘病生活が続いている。

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