霊感ゼロの原田龍二が60以上の心霊スポットめぐり “最恐”の場所は処刑場だった

裸俳優として再ブレーク中の原田龍二(51)は、YouTubeチャンネル「原田龍二のニンゲンTV」を展開中だ。登録者17万5000人以上の人気コンテンツで、テーマは心霊スポット。原田が60以上の心霊スポットをめぐる理由とは?

原田龍二が数々の心霊スポットを巡る理由とは?【写真:ENCOUNT編集部】
原田龍二が数々の心霊スポットを巡る理由とは?【写真:ENCOUNT編集部】

登録者数17万人超 YouTubeチャンネル「原田龍二のニンゲンTV」を展開中

 裸俳優として再ブレーク中の原田龍二(51)は、YouTubeチャンネル「原田龍二のニンゲンTV」を展開中だ。登録者17万5000人以上の人気コンテンツで、テーマは心霊スポット。原田が60以上の心霊スポットをめぐる理由とは?(取材・文=平辻哲也)

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 原田は2020年5月にYouTubeチャンネルを開設。当初は「原田龍二の湯~チューブ!」と題する、のどかな番組だった。それが昨年1月にリニューアルし、心霊スポット番組に変貌を遂げた。

「ちょうどタレントさんが参入していった時期で、温泉好きだったので、温泉に行けたらと思って、始めたんですけど、コロナ禍になってしまったんですね。苦肉の策で、リモートで混浴気分を味わったり、風呂を使ったゲームなどをやったんですが、そのうち飽きてきて……。YouTubeも数字の世界ですから、リニューアルを迫られたわけです。でも、ここは一番自分が楽しめることをやるべきだなと思って、一番興味があった心霊の世界をテーマにしたんです」

 昭和世代の原田は10代、超能力者ユリ・ゲラー、口裂け女、ツチノコ、ネッシー、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる、「恐怖新聞」のつのだじろうの漫画などで育った。

「自分の中で身近だったんですよね。相手は人間じゃないですけど、元人間。霊界は三途の川の向こうの世界ではなくて、やがてわれわれが行く世界のことを予習しているような感じなんです。守護霊とかも先祖様がいますから。他人ごとではない気がします。肝試し的なことではなく、何かを学べればいいな、と思っているんです」

 番組内容を変更してから、しっかり数字もついてきた。番組ではスタッフが事前リサーチして、霊能者とともに有名無名の心霊スポットをめぐる。その数はすでに60か所にも及ぶ。

「先入観を持たないように、情報は仕入れずに行くんです。例えば、お堂に入ると、子供の声がするとか、女性の霊が見えるという前情報があると、そこで探してしまいますよね。現場に入って感じたことを大事にしています」。肌感覚を大事にする姿勢は、俳優としての立場にも通じるものがある。

「怖がっている原田龍二を見たいんでしょう。でも、お答えできていないかもしれない」

 また、霊的な怪現象に悩んでいる人の元にでかけ、霊能者とともにおはらいをする企画もある。自身には全く霊能力はないそうで、怖いと感じないとか。「心霊スポットを見たい視聴者さんは、怖がっている原田龍二を見たいんでしょうね。でも、それにはお答えできていないかもしれない」。

 ただ、身の毛がよだつ体験もしたこともある。

「一番怖かったのは、関東某所にある処刑場でした。処刑場に限らず、日本全国どんなところでも、いろんな方が亡くなってきています。ただ、処刑場では無実なのに濡れ衣を着せられたり、成仏してない方たちの怨念みたいなものを感じてしまったんですね」

 YouTubeでは、飾らない演技をしないニンゲン・原田龍二が映っている。「今、一番欲しいのは霊能力。僕に霊を見る力があれば、死後の世界はあるのか、どんな世界なのか、答えのようなものが出せると思うんですけどね」。その答えを見いだす日は来るのか?

□原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年10月26日、東京都出身。第3回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリを受賞後、俳優デビュー。以降数々のドラマ、映画、CMなどで幅広く活躍。映画「日本一短い『母』への手紙」では、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ「水戸黄門」の5代目“助さん“としても人気を集めた。2021年からはTOKYO MXの人気番組「バラいろダンディ」に金曜日MCとして出演中。22年6月には小説家デビュー。東京・池袋HUMAXシネマズほかで任侠娯楽映画「虎の流儀~旅の始まりは尾張 東海死闘編~」「虎の流儀~激突! 燃える嵐の関門編~」(監督・辻裕之)が公開中。

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