西島洋介、試合で倒れ救急搬送 急性硬膜下血腫と診断
ボクシングの元WBF世界クルーザー級王者で格闘家の西島洋介(49)が24日の試合で救急搬送され、急性硬膜下血腫と診断されたことが26日分かった。意識はあるという。
ボクシングの元WBF世界クルーザー級王者
ボクシングの元WBF世界クルーザー級王者で格闘家の西島洋介(49)が24日の試合で救急搬送され、急性硬膜下血腫と診断されたことが26日分かった。意識はあるという。
西島は24日のチャクリキ愛媛大会で、ICO認定インターコンチネンタルヘビー級王座を争い、将軍岡本と対戦。4R1分39秒、TKO負けを喫した。
マネジャーのアンナによると、西島は4R残り1分を切った際、「相手のフックが入って、バランスを崩したのか、とにかくリングに倒れた。後頭部をボンと打って、大の字になった」と動かくなった。
すぐに試合は止められたが、「そのまま7~8分意識がもうろうとなく、急に途中から顔が真っ黒になって焦りまくって…」と、状態が急変。
その後、意識を取り戻し、「大丈夫、大丈夫」と言葉も話せたものの、担架で救急搬送された。
四国中央市内の病院ではICUに入り、26日、一般病棟に移った。検査の結果、急性硬膜下血腫と診断された。10月3日まで入院の予定という。
「病院は面会が一切できない。病院の下からリモート面会をLINEのテレビ電話を使ってやりましたけど、ぼぉーとしていますね。フワフワって。常に寝起きみたい。手術はしていないです。ただ、出血が増えれば緊急手術の可能性があると言われました。油断はできないと言われている」
心配そうに話すアンナ。一刻も早い回復を祈るばかりだ。
□西島洋介(にしじま・ようすけ)1973年5月15日、東京都出身。92年、「西島洋介山」のリングネームでプロデビュー。日本唯一のヘビー級ボクサーとして脚光を浴びる。東洋太平洋クルーザー級王座、WBF世界クルーザー級王座を獲得。2003年に引退し、総合格闘技に転向。PRIDE、K-1に参戦した。現在は千葉・松戸に「スポーツバーAN」を経営する傍ら、多くの格闘家にボクシングを指導している。180センチ、95キロ。