朝倉未来を倒したメイウェザーKOパンチ 内山高志が解説「数センチ。もらっちゃった」
ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏が25日に行われた「超RIZIN」のフロイド・メイウェザー(米国)―朝倉未来(トライフォース赤坂)について言及。未来が「記憶にない」と振り返ったKOシーンについて解説した。
未来の攻撃は称賛「当て勘はあるなと」
ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏が25日に行われた「超RIZIN」のフロイド・メイウェザー(米国)―朝倉未来(トライフォース赤坂)について言及。未来が「記憶にない」と振り返ったKOシーンについて解説した。
会場での解説を務めた内山氏は試合後に自身のYouTubeチャンネルを更新。「まぁ普通にやったらこうかなという試合でしたね。今回はしっかりとガード固めて距離取りながらやってましたからね。朝倉選手が何か持ってるのを感じたのかもしれないですね」とまずは印象を口にした。
未来の攻撃については、「未来選手は攻撃の組み方良かったと思いますよ。ボディーストレートもダメージはないですけど、当たってましたから。あれだけ反応がいいメイウェザーに。“お、まぁまぁ当たるな”という感覚があった」と称えながら、「2R目ですよね。メイウェザーが今度もうノーガードで前に出てきて、コーナーに詰めていた。あれはものすごい威圧感あったんだろうなと」とメイウェザーの威圧感にも言及した。
さらにクリーンヒットさせた“スーパーマンパンチ”については「多少なりとも当たっていたし、あとボディーストレートきたときに打たれながら右フック返していて、浅くですけど当たっていた。当て勘はあるなと思いましたね」と未来の打撃センスを改めて高く評価した。
そして決着のシーン。未来が「記憶にない。なんであれで倒れたのかなと」と振り返った、未来の顔面をかすめた右ストレートについてだ。「飛び込みながらの右ストレート。直撃じゃなかったんですけどね。三半規管ですかね。当たって効いちゃいましたね。直撃じゃなくて倒れるんだから、メイウェザーのパンチってすごいですね」と説明。
さらに「メイウェザーはよく打ち終わりに下を向いてくぐったりするんで。相手のパンチをもらわないようにする、よくやる打ち方なんですけど、あれが数センチでしたね。もらっちゃって倒れちゃいましたね。でも僕的にはだいぶ善戦した。(未来は)価値を上げたんじゃないですかね。あれだけ緊迫感ある戦いができるのは」と続けた。