「プリキュア」シリーズ映画最新作「映画デリシャスパーティ▽プリキュア 夢見る▽お子さまランチ！」（▽は白抜きハート）同時上映「わたしだけのお子さまランチ」の公開記念舞台あいさつが24日、都内の映画館で行われ、豪華声優陣が登壇した。

　この日の舞台あいさつには「デリシャスパーティ▽プリキュア」より、主人公・和実ゆい／キュアプレシャス役の菱川花菜、エナジー妖精・コメコメ役の高森奈津美、オリジナルキャラクター・ケットシー役のゲスト声優・花江夏樹、ロボット役のお笑いコンビ「和牛」の水田信二、川西賢志郎が登壇した。

　花江が演じるケットシーはテーマパーク「ドリーミア」の園長で、物語のキーマン。収録の前に監督からキャラクターについて説明を受けたという花江は「監督が涙ながらに熱弁されていて、『これは頑張らなきゃ』と。キャストの皆さんがプリキュアにかける情熱がすさまじくて、そこに助けられました」とキャスト陣に感謝した。

　クライマックスの場面では菱川、高森と3人での収録が行われたことが話題に。菱川は「分散収録が主になっているこのご時世で一緒に録れて、生の声を聞きながらお芝居できてうれしかった」と声を弾ませ、「花江さんの迫真の演技に、アフレコ中も横から気おされるような、鳥肌が立つような感覚になりました」と収録を回顧。花江は菱川、高森の関係性に「いい現場だなと思いながら、温かい気持ちでできました」と賛辞を送っていた。

　映画のタイトルにかけ、最近夢見ていることを問われた花江。「これを機にプリキュアグッズをいただいて、2歳になる娘にあげたんですけど、コメコメなりきりセットとか、ぬいぐるみを気に入っちゃって。（ぬいぐるみから）声が出ないから僕がやるけど、声が高いので結構つらい……」と告白し、「手を抜くと怒られる。高森さんの声がラクに出せるようになるのが夢です」とパパならではの悩みを明かして会場の笑いを誘っていた。

　プリキュアシリーズ19作品目の「デリシャスパーティ▽プリキュア」は、「ごはん」をモチーフに、「ありがとうの気持ち」と「シェアする喜び」がテーマ。世界中のおいしい料理が集う素敵な街・おいしーなタウンを舞台に、みんなの「おいしい笑顔」を守るべくプリキュアが活躍する。

　イベントには同時上映「わたしだけのお子さまランチ」でコラボレーションが実現したシリーズ過去3作品の声優も登場。「トロピカル～ジュ！プリキュア」のキュアサマー／夏海まなつ役のファイルーズあい、「スタートゥインクル☆プリキュア」のキュアスター／星奈ひかる役の成瀬瑛美が駆けつけ、舞台あいさつを盛り上げた。