吉川晃司、「舞いあがれ!」で朝ドラ初出演 鬼教官役「威圧感が求められていたようです」
女優の福原遥が、ヒロイン・岩倉舞を演じる次期NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(10月3日スタート、毎週月~土曜、午前8時)に俳優の吉川晃司が出演することが20日、分かった。ヒロイン・舞が航空学校で指導を受ける「鬼教官」役を演じる。
製作統括「これぞ鬼教官というすごみがあります」
女優の福原遥が、ヒロイン・岩倉舞を演じる次期NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(10月3日スタート、毎週月~土曜、午前8時)に俳優の吉川晃司が出演することが20日、分かった。ヒロイン・舞が航空学校で指導を受ける「鬼教官」役を演じる。
吉川が演じる大河内守は航空学校・帯広校の教官。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍したが、30代半ばで地上勤務にシフトした折、航空学校からの誘いがあり教官職に就いた。学生たちからは鬼教官として恐れられ、ヒロインの舞やエリート学生の柏木が
いる班の担当教官として、着陸が下手な舞を厳しく指導する。容赦なく学生をフェイル(退学)させると言われており、舞にはなかなか理解してもらえないが、そこには大河内なりの人生哲学がある。
●吉川晃司コメント
「朝ドラの出演は初めて。『朝の顔』としては、私は威圧感があって不向きな気がしましたが(笑)、その威圧感こそが求められていたようです。『パイロットを目指す若い学生たちの前に立ちはだかる壁、妖怪でいう“ぬりかべ”のような存在でいてほしい』と言われて、オファーをいただいた理由がわかりました(笑)。そんな大河内を演じるにあたっては、むしろ物腰の柔らかい、言葉遣いも丁寧な人物として演じたいと提案させていただきました。そのほうが本当の怖さや厳しさが出ると思ったんです。大河内の厳しさの中にある、彼なりの哲学に注目してください」
●起用にあたって:制作統括・熊野律時
「人間が空を飛ぶのは、大変なことです。大勢の人の命を預かって飛ぶ旅客機のパイロットになるには、幾多の厳しい訓練を乗り越える必要があります。舞が越えるべきその高いハードルを体現していただける方は誰だろうと考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが、吉川晃司さんでした。ご本人は、柔らかな笑顔で気さくにお話しされる方ですが、役に入り込んだときにみなぎる緊張感は、これぞ鬼教官というすごみがあります。それと同時に、厳しさの奥にある人間性もじわりと感じさせる吉川さん演じる大河内教官に、ヒロイン・舞がどのように挑んでいくのか、ご期待ください!」