AKB48・矢作萌夏は前田敦子になれるのか…新センターは17歳の王道アイドル
前田敦子はアンチがいる中で総選挙を戦い、強く魅力的になっていった
“AKB48のセンター”といえば、真っ先に思い浮かぶのが、“あっちゃん”こと前田敦子(28)だろう。当時、中学2年生だった前田は、2005年の初期メンバーオーディションに合格すると、すぐにセンターに立つ。秋元総合プロデューサーからは「前田は変わらない、予定調和にならないからいい」と絶大な信頼を受け、“絶対的なエース”として黎明期を支えた。
ただし、順風満帆だったわけではない。前田がセンターに立った当初、スタッフに向かって「何で私ばかりがセンターに立たないといけないの」と泣いて訴えたのは、有名な話だ。2009年に行われた第1回総選挙では、2位の発表時、会場の“アンチ前田”ファンから「2位になれ」という意味の“前田コール”が起こった。
2010年の第2回総選挙で、前田は大島優子に敗れている。しかし、その後、前田はさらに魅力的になり、強くなり、翌2011年の総選挙では1位を奪還。人気絶頂のまま卒業した。“シンデレラガール”とも言える矢作に対しては、様々な声が起こるかもしれない。かつて、秋元総合プロデューサーは「AKB48というのはドキュメンタリー。すべてさらけ出して、成長を見守ってもらう進化系アイドル」と語っている。
AKB48では、デビューから初代総監督・高橋みなみの卒業までを“第1章”、2代目総監督・横山由依就任から指原莉乃の卒業までを“第2章”と位置付けている。“第3章”の主役として矢作が走り出す。