坂東彌十郎、“最大の宿敵”大物詐欺師役で「クロサギ」出演 山本耕史は「シロサギ」役で登場

俳優の山本耕史と坂東彌十郎がTBSの10月期金曜ドラマ枠「クロサギ」(午後10時)に詐欺師役として出演することが16日、分かった。

山本耕史(左)と坂東彌十郎【写真:(C)TBS】
山本耕史(左)と坂東彌十郎【写真:(C)TBS】

坂東はTBS連続ドラマ初めてのレギュラー出演

 俳優の山本耕史と坂東彌十郎がTBSの10月期金曜ドラマ枠「クロサギ」(午後10時)に詐欺師役として出演することが16日、分かった。

「King & Prince」の平野紫耀が主演を務める同作は、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう/平野)が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズで、2003年から13年まで「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」(ともに小学館)にて連載。単行本は累計発行部数850万部を超える超人気作品だ。連載中の06年にはTBSにて山下智久主演で連続ドラマ化、08年には映画化もされた。

 今作では、13年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“クロサギ完全版”として新たにドラマ化。22年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に「クロサギ」が喰らいつく。「詐欺」が誰にとっても身近な脅威となっている現代の日本で、「クロサギ」がどのように暗躍するのか。さらに、原作完結前の前ドラマシリーズでは描かれなかった、主人公・黒崎vs家族を奪った最大の宿敵の直接対決も今作のみどころとなる。

 続々と出演者が発表される中、このたび、黒崎と意外な関わりを見せていく人たらしの詐欺師・白石陽一役に山本、黒崎の最大の敵である大物詐欺師・御木本役に坂東の出演が決定した。

 山本演じる白石は、大企業のみを標的とする「シロサギ」。人当たりが良く、詐欺師に最も必要な「人から信頼される」スキルがずば抜けている。しかし実際は何を考えているか分からない、まさに“クセ者”だ。「シロサギ」を標的とする黒崎にとって白石は敵となる人物だが、2人にはある共通点も。そして、意外な関わり方をしていくことになる。本来であれば相反する「クロサギ」黒崎と「シロサギ」白石。2人の関係性が、どのような化学反応を生むのかにも注目だ。

 そして、坂東演じる御木本は、黒崎が父親の仇としてずっと追い続けている大物詐欺師。黒崎の父に詐欺を仕掛けた張本人で、警察関係者にもその名が知れ渡っている。黒崎が「シロサギ」の情報を買っている桂木敏夫(三浦友和)とも懇意にしているようだが、その正体は謎に包まれている。坂東は、現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でのおちゃめな役柄が大いに話題となっている。TBSドラマへの出演は、ゲストとして登場した「MIU404」(2020年)以来となり、TBS連続ドラマのレギュラー出演は今回が初となる。

 山本と坂東のコメント全文は以下の通り。

○山本耕史
「一癖も二癖もある役を演じた2022年。何だか巷では『胡散臭い俳優・山本耕史』と言われている模様……。そこにTBSからのドラマオファー! どんな役だ!? また胡散臭いのか!? いやそんなハズはない! もう胡散臭い役なんてそうそう無い! 今年の締め括りとして、最後に正直者の役なのか!? そんな意気込みで今回のドラマに参加!

僕『で、どんなカッコいい役柄ですか?』
TBS『大企業相手に詐欺を仕掛ける、凄腕詐欺師です!』
僕『……えっとタイトルは?』
TBS『クロサギです』
僕『……』

先にドラマのタイトルを聞いとくべきだった……」

○坂東彌十郎
「現代劇ドラマの経験が少ない私にオファーをくださったことに少々驚き、またうれしくも思っております。私の演じる御木本は、主人公のクロサギが復讐をする為にずっと追い続けている、物語の中で重要な役どころ。現場の皆さんのお力を借りながら、とことん憎まれ続けていけるようにしっかりと勤め上げたいと思っています。クロサギと御木本のだまし合いを是非お楽しみください」

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