欧米のみならず、インド、タイでも絶大 台湾紙が見た志村けんさん国際的人気の2つの理由とは
新型コロナウイルス感染症との闘病により、29日夜に亡くなった志村けんさん(享年70)。日本を代表するお笑いタレントの功績を各国メディアが改めて称賛する中、台湾地元紙は志村さんの国際的な知名度の高さを評価。「台湾、タイ、インド、欧州、米国」を志村さんの勢力圏と指摘し、世界中でファンを勝ち取った2つの理由を分析している。
台湾の蔡英文総統「台湾人にもたくさんの笑いと元気を届けてくれた」
新型コロナウイルス感染症との闘病により、29日夜に亡くなった志村けんさん(享年70)。日本を代表するお笑いタレントの功績を各国メディアが改めて称賛する中、台湾地元紙は志村さんの国際的な知名度の高さを評価。「台湾、タイ、インド、欧州、米国」を志村さんの勢力圏と指摘し、世界中でファンを勝ち取った2つの理由を分析している。
世界各国でその死が悼まれる中、台湾の英語紙「タイワンニュース」も「日本のコメディアン、シムラ・ケンが武漢ウィルスに感染後、死去」との見出しで特集した。
特集では1974年に人気グループ「ザ・ドリフターズ」入りした志村さんの功績を改めて紹介。世界各国で絶大な人気を博した2つの理由について分析している。
「スラップスティックコメディショー、8時だよ全員集合!で主役に輝き、傑出した存在となった。彼のわかりやすく、しかも、台本なしの即興性は日本、台湾、タイ、インド、欧州、そして、アメリカでも数多くのファンを勝ち取った」
外国人も理解可能なほど普遍的な面白さ、そして、何が起こるかわからない即興性こそが、志村さん人気の理由と指摘していた。
台湾でも絶大な人気を誇った志村さん。台湾の蔡英文総統も公式ツイッターで「志村けんさん、国境を超えて台湾人にもたくさんの笑いと元気を届けてくれてありがとうございました。きっと天国でもたくさんの人を笑わせてくれることでしょう。ご冥福を心から祈ります」と日本語でつづるなど、コロナ禍に倒れた志村さんへの追悼の声は高まりを見せていた。