森七菜&奥平大兼、映画「君は放課後インソムニア」でW主演 原作はオジロマコトの同名漫画
女優の森七菜と俳優の奥平大兼がダブル主演を務める映画「君は放課後インソムニア」が2023年に公開されることが7日、分かった。奥平が映画で主演を務めるのは今作が初となる。
2023年にはテレビアニメ版も放送「君は放課後インソムニア」
女優の森七菜と俳優の奥平大兼がダブル主演を務める映画「君は放課後インソムニア」が2023年に公開されることが7日、分かった。奥平が映画で主演を務めるのは今作が初となる。
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同作は2019年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載中のオジロマコトによる同名漫画が原作。石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生・中見丸太(なかみ・がんた)が、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で、同じく不眠症の曲伊咲(まがり・いさき)と出会うことから始まる青春ストーリーだ。
19年に放送されたNHKの情報番組で「大人だってキュンキュン心が潤う青春漫画」と大絶賛され、人気バンド「KANA-BOON」フロントマンの谷口鮪やお笑い芸人のケンドーコバヤシもテレビ番組でおススメの青春漫画として紹介するなど、各方面から熱いまなざしが注がれている注目の作品。23年には制作・ライデンフィルム、監督・池田ユウキでテレビアニメ版のオンエアも決定しており、すでにアニメファンからは放送を待ち望む声が高まっている。
今作で監督を務める池田千尋は、黒沢清監督と共同脚本を務めた「クリーピー 偽りの隣人」(16年)や、「空に住む」(20年)で青山真治監督と、また「Red」(20年)で三島有紀子監督とそれぞれ共同脚本を担当するなど脚本家として活躍する一方、21年に放送されたテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で第59回ギャラクシー賞テレビ部門での優秀賞受賞や日本民間放送連盟賞、さらにはザ テレビジョンドラマアカデミー賞など数多くの賞を受賞し、21年を代表するテレビドラマの演出に携わった。次回作が待ち望まれる池田監督が大ヒット漫画を原作にした青春映画に挑む。
ダブル主演を務めるのは森と奥平。19年の大ヒットアニメーション映画「天気の子」(新海誠監督)でヒロイン・天野陽菜の声を務め、是枝裕和監督が総合演出・脚本を担当したNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」(22年)で主演を務める森は、不眠症に悩む女子高生・曲伊咲(まがり・いさき)を演じる。
そして、同じく眠れない夜を過ごし、偶然にも天文台で伊咲と出会う男子高生・中見丸太(なかみ・がんた)を演じるのは、「MOTHER マザー」(20年、大森立嗣監督)で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞、第63回ブルーリボン賞新人賞など新人賞を総なめし、第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞を授与した「マイスモールランド」(22年、川和田恵真監督)で聡太役を演じた奥平。映画での主演は今作が初となる。
今最も注目を集める若手俳優の2人が、物語の舞台でもある石川県七尾市を中心に撮影を敢行。幾分早く訪れた夏空と、海や山に囲まれた土地に流れる空気感の中、初々しさと芯の強さを兼ね備えた若き才能が池田監督演出のもと、細かく揺れ動く主人公の心情を体現する。
奥平大兼「自分の学生生活では体験出来なかったことを撮影を通して体験」
以下は森七菜と奥平大兼のコメント。
○森七菜(曲伊咲役)
「中見や伊咲をはじめとする魅力的なキャラクターが過ごす時間は自分にとってあこがれや理想のようなもので学生時代からずっとファンでした。『もしこの作品を実写化するなら絶対参加したい』という気持ちが当時からありました。お話をいただいたときは驚きと、撮影が待ち遠しくてたまりませんでしたが、石川県七尾市での1か月は想像をはるかに超える魅力的な毎日でした。
とにかく景色が美しく、キャストのみなさんは漫画から飛び出てきたようで、私にはまぶしすぎました。あの子たちが歩いた道を、みんなでたどってきました。とにかく原作を大切に抱いて進んだ1か月でした。16歳のちっぽけな輝きが大きなオーラをまとう、そんな瞬間を感じていただけると思います」
○奥平大兼(中見丸太役)
「まず一番最初にこのお話を聞いて台本を読んだとき、僕が演じる中見丸太だけでなく、登場人物全員に惹かれるものがありました。物語の雰囲気も色があって、とてもお芝居するのが楽しそうだなと思っていました。そしてクランクインして石川県の七尾市にお邪魔させていただいて、地域の皆さんがとても優しく、温かくて、すぐに七尾市が好きになりました。
自分の学生生活では体験出来なかったことを撮影を通して体験でき、ほかのキャストの皆さんもほんとにそのキャラクターが存在してるかのようにピッタリで、お芝居するのも楽しかったです。2023年にはアニメも放送されるということで、“君ソム”の世界を漫画、アニメ、そして実写映画とそれぞれの良さを楽しんでいただけたらうれしいです」