閑散としたサンシャインでもボイメン無観客舞台は熱気爆発! 小林豊に仮面ライダーバロンが憑依
3月20日より東京・池袋のサンシャイン劇場にて開幕したボイメン(BOYS AND MEN)の舞台「諦めが悪い男たち~NEVER SAY NEVER~」。ボイメングループ内の29人がREDとBLUEの2チームに分かれ、29日までの10日間に全17公演(8公演をRED、7公演をBLUE、残り2公演は企画公演)が予定されていた。
舞台「諦めが悪い男たち~NEVER SAY NEVER~」
3月20日より東京・池袋のサンシャイン劇場にて開幕したボイメン(BOYS AND MEN)の舞台「諦めが悪い男たち~NEVER SAY NEVER~」。ボイメングループ内の29人がREDとBLUEの2チームに分かれ、29日までの10日間に全17公演(8公演をRED、7公演をBLUE、残り2公演は企画公演)が予定されていた。
しかし昨今の新型コロナウイルス騒動の余波を受け、さらには関係各所からの外出自粛要請により28日、29日の4公演が中止に。
そこでチケットの払い戻しはもちろん、28日には無観客イベントを実施。その模様を午後6時よりLINEライブで配信したのである。
無観客公演に先立ち、15人の出演者全員と丹羽多聞アンドリウプロデューサーが登壇。それぞれの思いを語ったが、とくに今回の舞台の座長を務めた小林豊は、「僕たちは今まで稽古を頑張ってきたからこの舞台を届けたいのではなく、1人でも多くの人に勇気や笑顔を届られたらいいなと思って、この配信を決定させていただきました」とコメント。
結果的には前日27日の公演が千秋楽となったが、小林座長は今回の舞台を振り返り、「初日ですら開催できるかわからなかった状態だったんですけども、本当にたくさんの方がこの会場に駆けつけてくださった。やれなかった公演は凄く悔しい部分はあるんですけども、千秋楽としては本当に素晴らしい公演だったんじゃないかと思いました」と胸の内を明かした。
観客には「マスクを着用してください、とか、声援ではなく手拍子で応援してください、とか。そういった僕たちのワガママなお願いを快く受け取ってくださって。本当に応援してくださった」と感謝を語り、いつも以上に緊張感を持って臨んだ現場だったと主張した。
さて、肝心の物語だがその内容は、かつて絶大な人気を誇っていたアイドルグループ「グローリーズ」と、後輩の若手グループ「キラキラ☆ジェネレーション」という2つのグループがミュージカルで初共演を果たす。だがそこに様々な難題が降りかかる。果たして無事に公演を成功に導けるか、というもの。
出演者は10代~30代の男性のみ。先述通り、座長を務めた小林が所属するボイメン以外に、祭nine.、BMK(BOYS AND MEN研究生)、BOYS AND MEN研究生東京といった後輩グループも出演。このことから小林は、「僕らBOYS AND MENとして活動していると、ボイメンは結構おっちゃんグループなので、若々しいエネルギーを感じられました。そんな31歳でした」と最年長の立場で公演前の場を和ませた。
ちなみに今回の舞台で小林は主演の赤羽一真役で出演し、劇中のミュージカルシーンではドン・キホーテ役を熱演した。
そしてクライマックスシーンでは鏡の騎士と相対するが、小林の戦闘シーンといえば、やはり自身の代表作でもある「仮面ライダー鎧武」の仮面ライダーバロン(駆紋戒斗/くもんかいと)を思い出さずにはいられない。事実、久々にその片鱗が舞台上で蘇ったといえる作品だったことも書き記しておきたい。
本来であれば、都心でも最も活気のある街の1つである池袋もこの日は人影も少なく、かつシャッターが閉まっている店も数多く見受けられた。中でも会場があるサンシャインシティは、一部の飲食店を除きほぼ休館。イベント会場で有名な噴水広場も、観客がいない中で淡々と水しぶきが上がっていた。それでもボイメンステージは熱気が充満しており、一見すると新型コロナウイルス騒動など微塵も感じられない雰囲気だった。
実際、それが画面上から伝わったのか、第1回配信直後のネット上には「感動しました。涙が止まらないです」「まさか観られるなんて、すごくうれしかったです」「凄く、凄く、感動&楽しかったです。いつか再公演のお知らせ届く日を待ちたいと思います」といった声が飛び交うなど、反響も上々だった。
なお、「諦めが悪い男たち~NEVER SAY NEVER~」の配信は4月12日(日)午後11時59分まで。「BOYS AND MENファミリー」のLINE LIVEチャンネル https://live.line.me/channels/832680 #LINELIVE で視聴が可能となっている(視聴には3,000LIVEコインが必要)。