ダンカン、14年に亡くなった妻の帰りを「ないとはわかっているけど待ってしまう」
タレントで俳優のダンカンが5日、都内で行われた映画「千夜、一夜」(10月7日公開)プレミア上映会の舞台あいさつに登壇した。
「夕飯を作る音が聞こえてくるんじゃないかなって…」と明かす
タレントで俳優のダンカンが5日、都内で行われた映画「千夜、一夜」(10月7日公開)プレミア上映会の舞台あいさつに登壇した。
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年間8万人という日本全国の警察に届けられる行方不明者数や失踪者リストから着想を得た久保田監督が8年の月日をかけて完成させた作品で、30年前に失踪した夫の帰りを待ち続ける主人公・登美子を田中裕子が演じている。この日の舞台あいさつは主演の田中が体調不良のため欠席。尾野真千子、ダンカン、安藤政信、久保田直監督が登壇した。
ダンカンは登美子に思いを寄せ続ける漁師・春夫を熱演。「僕も映画の中で登美子を待っていますけど、私生活でも待っているんですよ」と話し、「8年前に25年間一緒に生活してきた妻を乳がんで亡くしてしまいまして。いないのはわかっているんですけど、ある日突然、リビングの扉がバーンと開いて、『高校時代の友人とばったり会って話しこんじゃって、ごめんなさいね』って髪を束ねて台所に立って、夕飯を作る音が聞こえてくるんじゃないかなって……」と14年に亡くなった妻・初美さんの帰りを待ち続けていると告白。
「ないのはわかっているんだけどやっぱり待ってしまうところがある。ずっとこのまま待ち続けるんだろうなと思うと、登美子の気持ちがすごく分かった」と自身の経験から役に共感したことを明かしていた。
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【写真】白い壺を売ろうとするダンカン