お笑いコンビ「アルコ＆ピース」の平子祐希がMCを務めるTBS月バラナイト枠の新感覚バラエティー番組「ワケあって、大金使います」（午後11時56分）が、5日と12日の2週連続で放送される。

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　大金を使う人を探し出して大金が動く瞬間を密着取材し、「なぜ、それに大金を使ったのか!?」そのワケを明らかにする番組だ。MCの平子のほか、タレントの朝日奈央と「Creepy Nuts」のDJ松永が番組を盛り上げる。第1夜となる5日の放送では、大金が動く4つの現場を取材する。

　高額商品を購入するという不動産会社の社長や、指名料8万円超えのカリスマ美容師を指名した18歳の施術日の様子、1家族約10万円のある出張サービスを依頼した家族、合計金額数十億円の展示会「大黄金展」の様子など、総密着時間500時間超えの取材で、普段は見ることができない、人が大金を使う瞬間を明らかにしていく。

　収録を終えた平子は、「“まだまだお金はあるところにあって景気がいいぜ”っていうアゲアゲ番組だと思っていたんですけど全然違って、お金の価値観とか概念が根底から覆されるような番組でした。お金という存在、そしてその使い方、そこに乗っかる人の想いっていうものがこんなにも重くて尊いものなのかって……学びの番組でしたね」と振り返った。

　続けて番組について、「付加価値のように形のないものに投資するっていう、また違ったお金の使い方もすごく新鮮味があって、お金も人によって価値が変わっていくんだなってすごく印象に残りました。お金というものをもう一度見つめなおせる良い機会になると思うので、たくさんの方に見てもらえるとうれしいです」とアピールした。

　朝日は「爆笑して、みんなで笑いながら文句を言ったりする番組だと思ったら、真逆でした。今回のVTRでは10代の方も出てくるんですけど、自分の将来のために結構な額を投資していて、自分の夢をかなえるためにコツコツ貯めて使うお金もあるんだなと思いました。自分は全くやったことがなかったのですごく尊敬しました。お金を使うところって本当にプライベートなところだし、そういうところを見られる機会ってなかなかないと思うので、年齢問わずいろんな方に見ていただきたいです」と番組の感想を語った。

　DJ松永は、「働いてお金をもらうっていうのは、仕事を頑張る姿勢とかモチベーションに関わってくると思います。僕の場合は自分で稼いだお金は全部自分に返ってくる。もちろんそれも良いことではあるんですけど、それだけだと結構モチベーションが下がってしまうというか、『何のために頑張ってるのかな』って思うことがあったりするんです。今回のVTRで人のためにお金を稼ぐところを見させてもらって、自分でもやれることがまだまだあるのかなと考えさせられました。この先、仕事をしていく人生は長いけど、これからも頑張っていこうと思いました」と収録を振り返った。