福山雅治、人気シリーズ・ガリレオの“ご長寿ドラマ化”に期待「『渡る世間』になっていくしかない」
俳優の福山雅治が31日、都内で行われた映画「沈黙のパレード」(9月16日公開)のジャパンプレミアイベントに登壇した。
映画「沈黙のパレード」ジャパンプレミアイベントに登壇
俳優の福山雅治が31日、都内で行われた映画「沈黙のパレード」(9月16日公開)のジャパンプレミアイベントに登壇した。
フジテレビ月9枠で放送された連続ドラマ「ガリレオ」は、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で鮮やかに解決していく痛快ミステリーが大反響を呼び、平均視聴率21.9%という驚異の高視聴率を獲得した大人気シリーズ。さらに、映画版「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」ではドラマ版から一変して重厚感ある人間ドラマの模様を描き、大ヒットを記録した。
9年ぶりのシリーズ最新作はベストセラー作家・東野圭吾の累計1500万部を超えるガリレオシリーズ第9弾「沈黙のパレード」が原作。福山雅治、柴咲コウ、北村一輝ら豪華キャストが9年ぶりに再集結した。この日は福山、柴咲、北村をはじめ飯尾和樹、戸田菜穂、田口浩正、川床明日香、出口夏希、岡山天音、檀れい、椎名桔平、西谷弘監がイベントに登場。イエローカーペットを歩き、プレミアムイベントを盛り上げた。
イエローカーペットに登場後、一同は完成披露試写会が行われていた映画館に移動し、舞台あいさつにも参加。“世界最速”で作品を見たばかりの観客の前でトークショーを行い、イベントを盛り上げた。
登壇者たちは「感想を聞きたい」と口々に話し、観客の反応に興味津々。福山が「ズバリ、泣いちゃったって方?」と呼びかけると、客席から拍手が。その後も司会を務めたフジテレビ・軽部真一アナウンサーが逐一客席に拍手をリクエストする場面があり、福山は「声出しできないライブをやっていて、拍手にも表情があると分かっています。ありがとうございます」と客席に感謝した。
この日は20代の俳優陣も参加し、幅広い世代のキャストが大集合した。テレビシリーズの初回放送は2007年放送で、川床と出口が当時はまだ小学校入学前だったと聞くと、福山は「若い世代の人たちが『ガリレオ』の世界に入ってきてくれて、役を生きる実感をこの作品で持ってくれた。長くやってきてよかったなと思います」としみじみ。「『渡る世間』になっていくしかないですね」と“ご長寿ドラマ”の名前を挙げて意気込んでいた。
福山は「理不尽な暴力による突然の死や、予想していなかった悲しい出来事が人生には起こるということを、生きていると気づくし、知っていくと思うんです」と話し、「僕個人の感想ですが、苦しみの方が多い人生な気がする53歳なんですけれど、『やっていてよかった』『生きていてよかった』『出会えてよかった』、そういう幸せな瞬間に出会うために日々のしんどいことを乗り越えて生きていくんだろうと持っています」と言葉に力を込めた。
さらに「『沈黙のパレード』という映画にも描かれていますし、この『ガリレオ』という作品に携わって学んだこともある。人生という旅が幸せな旅になることを願いながらこの映画を作りました」と、作品に込めた思いを明かしていた。