麗澤大学がクレディセゾンと教育連携協定締結 学長「学生の金融リテラシー力の向上を目指す」
麗澤大学(千葉・柏市)と流通系クレジットカード大手のクレディセゾン(東京・豊島区)が31日、同大キャンパスで教育連携協定の調印式を行った。大学と企業双方が、それぞれの人材や情報・知識を活用し地域経済への貢献と人材育成に関して一層の向上を図る。
金融のプロがマネーの重要さを直接伝授
麗澤大学(千葉・柏市)と流通系クレジットカード大手のクレディセゾン(東京・豊島区)が31日、同大キャンパスで教育連携協定の調印式を行った。大学と企業双方が、それぞれの人材や情報・知識を活用し地域経済への貢献と人材育成に関して一層の向上を図る。
会見によると、クレディセゾンの現役社員が同大におけるオープンカレッジ講座、プロジェクト企画運営の体験、アクティブラーニング、課題発見解決型学習(PBL)などに参加、協力する。また、クレディセゾンの金融教育プログラムである「出張授業~セゾンティーチャー」を導入し、「麗澤大学オリジナルクレジットカードプロジェクト」を進める中で「麗澤大生デジタルカード」を企画、今年度中の発行を目指す。麗澤大生のアイデアを生かしながらクレディセゾンの社員がマーケティング、販売、広告宣伝を推進する、という。
麗澤大の徳永澄憲学長は「本学の学生がより良い決済手段の選択や利用ができる自立した消費者になる方法を学び、金融リテラシー力の向上を目指す。また、契約や責任、マネーの重要さを金融のプロから直接学ぶとともに、実例を題材に学生同士で討議し実践的な応用力を身につけた地域と世界に貢献できる“品格あるグローカル人材”を育てたい」とあいさつ。クレディセゾンの岡本龍成常務は「教育連携協定の締結を機にこれまで以上の連携、協力を深め、当社のリソースを活用し人材育成と地域経済への貢献に取り組んでいきたい」と述べた。
麗澤大とクレディセゾンは6年前から産学連携を進めてきたが、今回の調印でさらに協力関係を深めていく。すでにクレディセゾンは神戸大学、立命館大学とも教育連携を行っている。学生向けのデジタルカードの企画は今回が初めて。