渡辺真知子、大ヒットデビュー曲「迷い道」の誕生秘話を披露 実は別曲が最有力だった
「迷い道」「かもめが翔んだ日」「ブルー」などのヒットで知られる歌手渡辺真知子(65)が30日、森田健作(72)がパーソナリティーを務めるラジオ2番組の収録に参加した。9月4日、11日放送のFM NACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」(毎週日曜、午前6時30分)では、デビューの経緯などを語った。
森田健作はパーソナリティー2番組の収録に参加
「迷い道」「かもめが翔んだ日」「ブルー」などのヒットで知られる歌手渡辺真知子(65)が30日、森田健作(72)がパーソナリティーを務めるラジオ2番組の収録に参加した。9月4日、11日放送のFM NACK5「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」(毎週日曜、午前6時30分)では、デビューの経緯などを語った。
音楽好きの一家に生まれた渡辺は、乳児の頃は言葉を発する前にハミングを始めたという。高校に進学すると曲作りを開始。高3からは、「歌手デビューへの登竜門」とされていたヤマハのポピュラーソングコンテスト(ポプコン)に4回連続で出場している。そして、CBCソニーの制作ディレクターの目に留まり、短大卒業後の1977年にシンガーソングライターとしてデビューすることが決まった。当初、ファーストシングルは、「愛情パズル」が最有力候補だったが、渡辺自身が「嫌、そうじゃない」と言い始めたという。
「感覚的に『デビュー曲はこの歌じゃない』と思いました。そして、人間の泣き笑いや機微を歌にしたいと思い、『迷い道』を作りました」
「♪現在、過去、未来」から始まる同曲は大ヒット。渡辺は京浜急行に乗車中、隣で同世代の男性がこの歌を小声で歌いながら涙する場面も目にしたという。セカンドシングル曲「かもめが翔んだ日」「ブルー」も売れに売れ、約4年間は多忙な日々。しかし、その後はバンドブームなどで、「(ソロ)ボーカリスト居場所がなくなってしまった」と振り返った。
時間ができた渡辺は、米アリゾナに留学。さまざまな国から来た学生の前で「かもめが翔んだ日」を披露する機会があり、「エクセレント」「ビューティフルボイス」と称賛されたという。
時を経て、2019年に中島みゆきの音楽舞台「夜会VOL.20」にゲスト出演。その際、歌唱した「カナリア」と「夜会」のテーマソングでもある「二雙の舟」が、今年9月21日にデビュー45周年記念で両A面シングルとしてリリースされることになった。
「『二雙の船』は8分間あって、私が歌ってきた技量を全部、この曲にあてることができました。今はこの曲に夢中です」
渡辺は、11月23日に東京国際フォーラムホールCで開催される「デビュー45周年記念コンサート2022~青空に誓って~」もPR。続けて収録された9月12日放送のニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心」(毎週月曜、午後6時20分)では、リチウムイオン電池の発明で19年にノーベル化学賞を受賞した京大名誉博士の吉野彰氏と関係性などを明かしている。