「健康的な美しさ」を世界中に発信するミスコンテスト「レディ・ユニバース・ジャパン 2022」の決勝大会が9月5日、都内で開催される。2016年にブルガリアで始まったミスコンテストのコンセプトは「BEAUTIFULLY HEALTHY」（健康的な美）」と「FULFILLING LIFESTYLE」（充実したライフスタイル）」。大会に先立ち、今年のファイナリストの横顔を紹介。今回は千葉県代表の松山智香（まつやま・ともか）さんをピックアップ。

――自己紹介をお願いします。

「1997年12月17日生まれ。東京都出身。職業はSE（システムエンジニア）で母校の空手部でコーチをしています。タカラヅカのミュージカル鑑賞が趣味です。私をひと言で表すと強い女性です。何事にも積極的に前に進む強さがあり勝つためには妥協しない強さがあります」

――「レディ・ユニバース・ジャパン」（＝LUJ）参加のきっかけ。

「友人が、『社会の中で女性は満足に活躍できない』と話していたことをきっかけに社会での女性の立ち位置を考えるようになりました。私はIT業界で働くひとりの女性ですが、社内に女性管理職はほとんどおらず、男女の役割分担ともいえる根強い慣習が残っています。『女性が満足に活躍できる社会であってほしい』。そんな思いから今回参加させていただきました」

――県代表に選ばれた感想。

「うれしい気持ちと同時に、県を背負うという責任感が芽生えました。県大会よりさらに注目される日本大会で私の思いが伝えられなければ、選ばれた意味がない。だから努力あるのみ。そんな気持ちでした」

――どんな子どもでしたか？

「天真爛漫で、よく男の子に混じって遊んでいました。木登りをしてジーンズに穴をあけてしまい、母に怒られたこともあります」

――あなたの「美の秘訣」を教えてください。

「ストレスを溜めない。とにかく運動する。努力を怠らない。以上、三か条です」

――チャームポイントを教えてください。

「目力です。人を惹きつける目をしているとよく言われます。時に強さを表し、時に優しさを含む自分の目が私は大好きです」

――今までで1番頑張ったことは？

「廃部寸前だった母校の空手部を優勝に導いたことです。5年前にコーチに就任し、2名の部員と共に手探りで部活を立て直していき、今年度の区大会で初めて優勝する部員が出ました」

――憧れの人物は？

「私が通っている道場の平山裕子先生です。常に新しいことに挑戦し、男性が多い空手の世界で積極的に女性として前に出る姿が素敵だからです」

――将来の夢は？

「私はたくさんやりたいことがあるので、1つに絞れません。空手を通して、健康的な美しさと心の強さを兼ね備えた女性になりたい。多くの女性がプログラミングに触れる機会を提供したい。IT業界で、女性の視点で作り上げる新しいサービスを展開したい。まだまだありますが、私は欲張りなので全部実行すると思います」

――ファイナルに向けての意気込み。

「私はこの大会を通して、リーダーシップを兼ね備えた強く美しい女性がいることを証明します。12年間空手を続けて培った、何事にも立ち向かえる強さをもって、ジェンダーフリーで、新しいルールとモラルのある世界を目指していきます」

　松山智香さんが出場する「レディ・ユニバース・ジャパン 2022」ファイナルは9月5日に開催を予定している。

「レディ・ユニバース・ジャパン 2022」ファイナリスト
北海道代表／本間真帆さん
宮城県代表／寺坂絵里さん
東京都代表／岩本梨伽さん
神奈川県代表／藤野佳乃さん
千葉県代表／松山智香さん
埼玉県代表／藤原みらちよさん
茨城県代表／鈴木悠花さん
群馬県代表／小森万夢さん
栃木県代表／小林有海さん
静岡県代表／長橋真鈴さん
愛知県代表／新井雛乃さん
京都府代表／須田明衣さん
大阪府代表／中西菜月さん
兵庫県代表／松尾実咲さん
広島県代表／吉田奈央さん
福岡県代表／古田莉子さん
長崎県代表／谷川由里香さん
大分県代表／野口裕美さん
沖縄県代表／阿部絵里奈さん

「レディ・ユニバース・ジャパン」HP：https://www.ladyuniversejapan.com/