広末涼子、神木隆之介主演「らんまん」で朝ドラ初出演 志尊淳ら新たな出演者8人発表
NHKは26日、神木隆之介が主演を務める2023年度前期の連続テレビ小説「らんまん」【高知編】の出演者を発表した。
【高知編】の出演者が決定、広末は神木の母役
NHKは26日、神木隆之介が主演を務める2023年度前期の連続テレビ小説「らんまん」【高知編】の出演者を発表した。
連続テレビ小説第108作「らんまん」のモデルは、日本の植物学の父・牧野富太郎。その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を美しい草花やみずみずしい里山の情景とともに描き、日本の朝に癒やしと感動のひとときを届ける。作者を務めるのは長田育恵。主演の槙野万太郎を神木が演じる。また、ヒロインの万太郎の妻・寿恵子(すえこ)として浜辺美波が出演する。
このたび、主人公・万太郎のふるさとの家族など、人生に大きな影響を与える【高知編】の出演者が決まった。
発表されたのは、志尊淳、佐久間由衣、笠松将、中村里帆、島崎和歌子、寺脇康文、広末涼子、松坂慶子の8人。笠松、中村、広末は連続テレビ小説初出演となる。
志尊が演じるのは、万太郎の生家である酒蔵「峰屋」の番頭の息子・竹雄(たけお)。万太郎のお目付け役を命ぜられ、万太郎に振り回されつつも一番の理解者として支え続ける。また、佐久間は万太郎の姉・綾(あや)を演じる。気が強くしっかり者で、弟の万太郎のことを誰よりも気にかけている。
朝ドラ初出演の笠松が演じるのは、幼い頃から「峰屋」に出入りする蔵人・幸吉(こうきち)。毎年秋から春にかけて農村から蔵へ酒造りに来る。同じく初出演の中村は万太郎が幼い頃から「峰屋」に奉公している働き者の女中・たま役。
そして、島崎は、自由民権運動を支援する女性、通称「民権ばあさん」楠野喜江(くすの・よしえ)で出演する。寺脇が演じるのは学問所「名教館」の学頭・池田蘭光(いけだ・らんこう)。高名な学者だが、無類の酒好きで身なりに頓着しない変わり者であり、少年万太郎に学び続けることの大切さを教えてくれた人生の師匠。
さらに広末は万太郎の母・ヒサ役で朝ドラ初出演。病弱ながらもやっと授かった万太郎のことを誰よりも慈しむ。松坂は、万太郎の祖母・タキで登場。夫と一人息子に先立たれたため、「峰屋」を女手一つで切り盛りしている曲がったことが許せない正しく強い女性だ。
出演者発表にあたって、神木は「素敵な、そして心強いキャストの皆様、本当に嬉しいです。一緒にこれから同じ時間を過ごしていけると思うとワクワクしています! まだまだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします。そして、見てくださる方に笑顔咲き誇る朝をお届けできるように、みんなで一生懸命頑張りますので、よろしくお願い致します!」と意気込んだ。
また、浜辺も「志尊淳さん、松坂慶子さんは幼少の頃にご一緒させていただいておりまして、久しぶりにお会い出来ることをたのしみにしております。佐久間由衣さんは以前映画でご一緒させていただいてから、気にかけて連絡を送ってくださるやさしいお姉さんです。素敵な笑顔で現場を更に明るく照らしてくださりそうでとても心強いです。初めてご一緒させていただきます、尊敬する皆様と共に爛漫な現場を過ごせることを祈っております」と共演を喜んだ。
広末涼子、初の朝ドラに「丁寧に演じきりたいです」
出演陣のコメントは下記の通り。
○志尊淳
「『半分、青い。』ぶりに朝ドラに出演させて頂くことになり、とてもワクワクしています。とにかく今回は竹雄として万太郎を支え、志尊として神木座長を支えることに注力したいと思います。前回の『半分、青い。』では、撮影する分量がとても多く、集中力を切らさず走り切ることの大変さを感じました。ですが、チーム一丸となって長い期間挑める喜びや、色々な人の支えがあって作品を作れる幸せも同時に感じました。なによりも反響が沢山あり、色々な方に声をかけて頂いたのを覚えています。みなさんに愛して頂けるキャラクター作りを目指して頑張ります。今回の舞台は高知県ということで、方言のみならず、様々なことが初めてですが、新たに色々な事に触れ、知ることができることを心待ちにしてます。主演の神木隆之介くんとは公私ともに仲良くさせてもらっていて、また一緒に作品を作りたいねとずっと話していたので、念願が叶ってとても嬉しいです。尊敬する大好きな友人の力になりたい。その思いを胸に、切磋琢磨して作品作りをしていきたいと思っています。まだクランクインしていない段階ですが、日々『らんまん』の作品について、それぞれの役について連絡を取り、ディベートをしています。とにかく楽しみです。皆様が明日を迎えることが楽しみになるような作品作りを、微力ながら精一杯頑張ります。楽しみにしていてください」
○佐久間由衣
「前回の連続テレビ小説『ひよっこ』は、経験の浅かったまさにひよっこの私に色々な経験と財産をくれた、沢山の人に自分を知っていただけるきっかけとなったかげがえのない作品でした。いつかまた自分を育ててくださったこの場所に戻って来れるなら、もっともっと大きくなりたい。と、夢を見続けることが、いつも自分の指針になってきたような気がします。そして、今回『らんまん』のお話を頂戴するご縁に恵まれ、思わず涙を流してしまうくらい生命力溢れる素晴らしい物語に、ページをめくる手が止まりませんでした。自分自身も『らんまん』という作品に感化されながら、槙野綾として、今自分が持っている全てを詰め込みたいと思っています」
○笠松将
「物語に幸が、皆様の今日が吉となるよう、天真爛漫に、一生懸命演じたいと思います」
○中村里帆
「ずっとずっと夢見ていた朝ドラへの出演が決まり、しかもそれが地元の高知が舞台であること。これまで生きてきた中で一番と言っても過言ではないくらい嬉しい出来事です! 私が演じさせて頂くたまちゃんは、高知の女の子っぽいなと思える箇所がいくつかあって微笑ましく台本を読んでいます。小さい頃よく家族と牧野植物園に遊びに行っていたので、園内に飾ってある牧野富太郎さんの優しい笑顔はずっと頭の中に焼き付いていました。神木さんの柔らかくて温かい雰囲気と笑顔は、モデルの牧野さんととても似ていらっしゃって、早く早く神木さん演じる万太郎が見たくて堪りません。台本はまだ本当に序盤の方しか読んでいませんが、既に何回か涙が溢れ、これを実際にキャストの方が演じられるんだと思うと、今から震え上がるくらい楽しみです。高知の大スター、広末涼子さんと島崎和歌子さんにお会い出来ることを考えただけで、心臓が爆発しそうなくらいドキドキしています。いつか、いつかはお会いしてみたいお二人だったので、今回それが同時に叶うと知り、もう居ても立ってもいられません。はちきん魂で思いっきり元気よくたまちゃんを演じ、『峰屋』に少しでも明るいパワーを注ぐ存在になれたらと思います」
○島崎和歌子
「ふるさと高知の登場人物を演じられる事を光栄に思います。高知の女性はとても強くて自立しているので地でいけそうです(笑)。しっかり自分の意見を言える『民権ばあさん』楽しみにしています。地元高知が舞台になるのも楽しみです。牧野植物園は小さい頃から遠足などで行くので県民にはとても親しみのある所です。牧野博士の愛にあふれた植物園を皆様にも知ってもらえたら嬉しいです。共演者はほとんど初めての方が多いので『高知のばあさん』と言われるようになりたいです(笑)」
○寺脇康文
「はじめに台本を読ませていただいた時、とにかく好きになりました。おおらかで、自然を愛し、子供達を、大いなる勉学へと導く男、そして、万太郎の人生に『きっかけ』を与える男です。視聴者の皆さまにも好きになっていただけるよう、楽しく、自然体で、丁寧に演じたいと思います。以前出演した朝ドラ『おひさま』では、とにかく、よく泣いた思い出があります。嫁いでいく娘への、嬉しい涙もあれば、妻や息子を失くした悲しい涙も。そしてたくさんのキャスト、スタッフと共に、撮影中に、東日本大震災を経験しました。視聴者の皆さまに少しでも前を向いてもらえる作品にするために、チームが一致団結して、その後の撮影に臨んでいたことも、一生忘れられません。今回は、学問所の学頭という役どころなので、子供たちとのお芝居が楽しみです。純粋な子供たちと接することで、自分の原点に戻ることができるし、忘れていたものを思い出させてもらえます。子供たちから、たくさんのパワーを受け取りながら、撮影に臨みたいと思っています。共演者では、松坂慶子さん!憧れの大女優です。親友、岸谷五朗と、作品で共演されてるのを観て、いいなーと勝手に思っていました。優しさも厳しさも持った、タキさんとご一緒できること、とても嬉しいですし、楽しみです。そして、何より子どもの頃から、よく知っている隆ちゃんの晴れのドラマということで、しっかりバトンを渡せるように、先輩として頑張ります。隆ちゃん大好き! ファイト!!!」
○広末涼子
「万太郎にとって何より大切なものを支え、励まし続ける“母の面影”はとても大事な役どころ。丁寧に演じきりたいです。牧野植物園には小さい頃、何度も足を運びました。舞台が自分の生まれ育った高知県という部分でも楽しみにしています。神木くんと初めて共演したのは、彼がまだ小学生の頃でした。あの頃のピュアな眼差しを失っていない彼だからこそ演じられる、槙野万太郎像を見られることが本当に楽しみで期待しています」
○松坂慶子
「由緒ある酒造業を営む『峰屋』を守り、孫の万太郎を立派な跡継ぎに育てようと全力を尽くす土佐の女性を演じさせていただきます。南国土佐の燦々とした太陽を浴びて育ったタキさんを、スケール大きく力強く演じたいと思います。どんな女性像が生まれてくるのか、とても楽しみにしております。人生を前向きに元気を出して乗り越えていく朝ドラの撮影現場は、いつも活気があって楽しいです。撮影も長期に渡り、みんなで食事をするシーンも多いので(笑)、だんだん家族のようにうちとけて励ましあって撮影が進みます。そして、ドラマをご覧の皆さまも、身近に感じて一喜一憂していただいてるようで……、一緒につくっていってる感じがしてきて、心強いんです。『らんまん』で、楽しみにしていることは、日本酒が出来る工程や、歴史などをじっくり教えていただこうと思います。神木隆之介さんとは大河ドラマ『義経』で、源氏の牛若丸と平家の時子で共演いたしました。『らんまん』では、仲良し家族になれて嬉しいです」