安田顕、フジ月9ドラマに初のレギュラー出演 10月スタート「PICU 小児集中治療室」
俳優の安田顕が、吉沢亮主演の10月期月9ドラマ「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)に出演することが25日、分かった。
吉沢亮主演のフジテレビ系月9ドラマ「PICU 小児集中治療室」
俳優の安田顕が、吉沢亮主演の10月期月9ドラマ「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)に出演することが25日、分かった。
フジテレビでは10月期の月9ドラマとして、メディカル・ヒューマンドラマ「PICU 小児集中治療室」(読み:ピーアイシーユー)を放送する。PICUとはPediatric Intensive Care Unitの略称で小児専門の集中治療室のこと。高度かつ集中した治療が必要とされるおよそ15歳以下の子どもを対象にした、いわば“子どものためのICU”だ。
舞台は北の大地、北海道。広大ゆえ「大規模なPICUの運営は極めて困難」と言われるこの地で、駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう/吉沢亮)が先輩医師とともに、どんな子どもでも受け入れられるPICUを作るため、そして、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描いていく。
このたび、武四郎が勤務する北海道の丘珠(おかだま)病院にPICUを新設するため、はるばる東京からやってくる小児科医・植野元(うえの・はじめ)を安田が演じることが決定した。安田は2016年放送の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第1話にゲスト出演して以来6年半ぶり2回目の月9出演。レギュラーキャストとしての月9出演は今作が初となる。
植野元というキャラクターは、日本のPICUのパイオニアの1人である埼玉県立小児医療センター小児救命救急センター長の植田育也医師をモデルにしている。植田医師は1991年に千葉大学医学部を卒業後、千葉大関連施設での小児科研修を経て、94年から98年にわたりアメリカ・オハイオ州のシンシナティ小児病院にて小児集中治療に従事。帰国後、それまで臓器別に専門化されていた日本の小児医療体制の中に、新たに救命治療に特化したPICUの分野を持ち込んだ。日本各地でPICU開設に尽力し小児集中治療の基礎を築いた第一人者である。長野県立こども病院、静岡県立こども病院のPICU設立、運営に携わった後、2016年に埼玉県立小児医療センターに小児救命救急センターを開設。小児死亡率の課題と向き合い続け、今では多くの尊い命がPICUで救われている。
以下は安田顕の一問一答。
――台本を読んだご感想をお聞かせください。
「命のお話に、心うたれました。真剣に向き合わせていただきます」
――実在するPICU医をモデルにした役柄となりますが、役作りで意識されること、取り組まれようとしていることがありましたらお聞かせください。
「植田先生が立ち上げた埼玉県立小児医療センターのPICUを見学した際、ご本人から色々お話を伺いました。実際に子どもたちの命と向き合う方々がいらっしゃることを忘れず、その思いが届けられるよう取り組ませていただきます」
――舞台は安田さんの故郷・北海道です。北海道の魅力をぜひともお聞かせください。
「どこにいても夕暮れを見るたび、故郷の夕暮れをふと思い出します。広大な大地と開拓精神、長い冬を乗り越える我慢強さとあたたかさは、自然の厳しさの中で今もこれからも脈々と受け継がれていると信じています」
――放送をご覧になる視聴者の皆さまへメッセージをお願いいたします。
「どうか、多くの方に届くドラマになりますように」