ブラピの手厚いファンサービスにファン熱狂 初の京都イベントにはマスコミ50社が集結
京都がブラピに熱狂した。俳優のブラッド・ピットが、自身の主演映画「ブレット・トレイン」(9月1日公開)のプロモーションで京都を訪問。3年ぶり14回目の来日だが、京都で舞台あいさつを行うのは初。古都がブラピ降臨に沸いた。
史上初の新幹線レッドカーペット、降り立った京都駅は騒然
京都がブラピに熱狂した。俳優のブラッド・ピットが、自身の主演映画「ブレット・トレイン」(9月1日公開)のプロモーションで京都を訪問。3年ぶり14回目の来日だが、京都で舞台あいさつを行うのは初。古都がブラピ降臨に沸いた。
同作はブラッド演じる世界一運の悪い殺し屋・レディバグが、東京発・京都行の超高速列車に乗り込み、その車内で次々と身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われる……というストーリー。伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」をデヴィッド・リーチ監督がハリウッド映画化したアクション超大作で、プロモーションのために主演のブラッド、タンジェリン役のアーロン・テイラー=ジョンソン、エルダー役の真田広之、デヴィッド・リーチ監督が来日していた。
23日、京都でのジャパンプレミア試写会に向けて一行が乗り込んだのは、映画史上初だという“動く”レッドカーペット。東京駅を出発する東海道新幹線・のぞみの車内にレッドカーペットが敷かれ、京都駅に向かう間にレッドカーペット・イベントが行われた。JR東海の協力で実現した特別列車は正午前に東京駅を発ち、車内で無事にイベントを敢行。ブラッドは実際の新幹線に大興奮で「撮影した現場のようだよ」と笑顔。実際の映画の撮影は米国のロックダウン中だったため、組み立てたセットにLEDで風景を再現したという。本物の新幹線とその車窓から眺める景色にご満悦だった。
京都駅に到着すると、改札口にはブラッドたちを一目見ようと出待ちをする人・人・人で一時騒然。ジャパンプレミア試写会の会場となった京都市・中京区のTOHOシネマズ二条には大勢のファンと約50社のマスコミが集まり、ブラッドたちの一挙手一投足に熱視線を注いだ。
舞台あいさつを前に、劇場内に設置された特設のレッドカーペットでは出演者たちがファンサービスも。待望の初来日を果たしたアーロン、凱旋帰国の真田が大歓迎される中、ブラッドが登場すると会場からは悲鳴ともため息ともとれるような声が漏れた。ブラッドは「blow me a kiss」と書かれたボードに文字通り投げキッスで応えるなど大サービス。緊張でスマホを持つ手が震えるファンには寄り添って手を支え、名前を呼ぶリクエストにも気さくに対応。さらには、レッドカーペットの途中で時間が終了した後も「必ず戻るよ」とファンに約束し、言葉通り全員と触れ合った。
プライベートで京都を訪問したことはあるが、舞台あいさつで訪れるのは初めてだというブラッド。「映画を撮影したときには京都に行ったときのことを思い出す感覚だった」と白い歯をこぼし、「京都にこんなにたくさんのファンが集まっているとは。僕こそ京都の大ファン。本当にうれしい」と訪問を喜んだ。
今作は日本が舞台ということもあり、日本でのプロモーションを精力的に駆け抜けたブラッドご一行。22日には東京都内で厄除けや祈祷も体験し、「日本という国がとても美しい」と話していたが、京都での1日もまた忘れられない日になったに違いない。