俳優のブラッド・ピットが23日、京都府内で行われた主演映画「ブレット・トレイン」（9月1日公開）のジャパンプレミア試写会の舞台あいさつに登壇した。3年ぶり14回目の来日となるブラッドは、今回が初めての京都での舞台あいさつ登壇となった。

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　同作は伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演、「デッドプール2」のデヴィッド・リーチ監督がハリウッド映画化したアクション超大作。ブラッド・ピット演じる“世界一運の悪い殺し屋”レディバグは、ブリーフケースを奪うよう指令を受け、気合たっぷりに“東京発・京都行”の超高速列車に乗り込むが、車内で次々と身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われてしまう。そして、終着点・京都で衝撃の真実が明らかになる……というストーリー。

　主演のブラッド、タンジェリン役のアーロン・テイラー＝ジョンソン、エルダー役の真田広之、デヴィッド・リーチ監督はこの日、レッドカーペットが敷かれた特別新幹線で東京から京都入り。舞台あいさつには車掌役のマシ・オカ、製作のケリー・マコーミックも合流。また、日本語吹き替え版でブラッド・ピットの声を担当した堀内賢雄、ホーネットの声を担当したフワちゃんも加わり、豪華キャストが物語の終着地である京都に集結した。

　ブラッドは作品への思いを語ったあと、「僕から質問いいかい？」と堀内に歩み寄り、「誰だと思う？」と問いかけ。25年間、ブラッドの吹き替えを担当してきた堀内が「私がブラッド・ピッドだ」と答えると、2人は肩を組んでうれしそうな笑みを浮かべた。

　この日が初対面の2人。堀内は「まだ夢を見ているみたい。今回立たせていただいて光栄です」と声を震わせると、ブラッドは「鏡を見ているようです」と笑顔。堀内は「やめてくださいよ」と赤面して恐縮しながら、「初めてお会いしたけど、なんてフランクで柔らかい方なんだろうと。また好きになりました」と喜んだ。堀内の声を聞いたブラッドは「セクシーだね」と惚れ惚れ。堀内は「サンキュー！」と“ブラピ”の声で会場を盛り上げていた。