元ギャル雑誌モデル・谷川りさこ、リバウンド・骨ガリガリの減量“黒歴史” 32歳の今はベスト体重
モデルとして雑誌やCMで活躍する谷川りさこ(32)は11年間にわたり、美しいボディーを維持している。一方、高校時代には60キロまで太り、その後、13キロのダイエットをした経験も。モデル業界入りしてからは、逆に周囲のモデルを見て負けじとやせ細り、一時は骨が浮き出て周囲が心配するほどやつれた。現在は、20代のころと変わらぬスタイルをキープしている。年内には温活サロンをオープンする予定の谷川に、美の秘けつと日々の習慣を聞いた。
「中途半端なギャル」だった高校時代 1日5食60キロから13キロ減
モデルとして雑誌やCMで活躍する谷川りさこ(32)は11年間にわたり、美しいボディーを維持している。一方、高校時代には60キロまで太り、その後、13キロのダイエットをした経験も。モデル業界入りしてからは、逆に周囲のモデルを見て負けじとやせ細り、一時は骨が浮き出て周囲が心配するほどやつれた。現在は、20代のころと変わらぬスタイルをキープしている。年内には温活サロンをオープンする予定の谷川に、美の秘けつと日々の習慣を聞いた。(取材・構成=水沼一夫)
学生時代は本当に中途半端なギャルでしたね。Popteenやegg、BLENDAが一世を風靡(ふうび)した時代だったから、それこそ益若つばさちゃんとかにみんなが憧れていました。YouTubeでは「私の黒歴史」というお話もしたんですけど、大阪の下町のギャルが普通の高校生活や青春時代を送っていたという感じです。
まつ毛を2枚上下につけて、カラーコンタクトもすごい大きいコンタクトをつけたり、見た目もギャルなんですけど、中身も意識していましたね。中途半端なギャルを意味する「パギャル」という言葉もはやっていました。東京のモデルのギャルをみんながまねしていた感じです。言葉とかも「マジでぇ!?」みたいな、そんな感じでした。関西だったので余計でしたね。日サロにも行ってましたけど、私はめっちゃ黒いわけではなかったです。本当、中途半端だったんです。だけど、もう109とかすごい憧れました。「みんな行こうや、東京」みたいな感じで(笑い)。
元々中学生のときは細かったんですけど、高校生になってすごく太りました。18歳のときはピークで60キロ近くありました。1日5食で、それこそ、朝から高校の食堂に行っているくらい。卒業してからも食べていましたね。朝は接骨院の受付の仕事に行ってお昼を食べる。夕方に終わってまた家で食べる。そこから居酒屋のバイトして、途中で休憩が入るので居酒屋で食べる。夜中にバイトが終わって食べる。家に帰ってきてまた食べるの繰り返しでした。運動は一切していませんでした。5食食べて、朝方帰ってきてシャワー浴びて寝るみたいな本当に最悪な生活をしていました。
ある日、友達と銭湯に行ったときに「体、男やで」と言われて、そこから本当やばいんだと思ってダイエットを始めました。
といっても、意味不明でしたね。そのときもギャルだから「キャベツだけダイエット」とか「お菓子とジュースだけダイエット」とか、固形物を入れずに食べるダイエットとかで、結局、体重は減りますけど、リバウンドしたり、ニキビができたり、反動も大きかったです。
意識を変えたのは19歳ぐらいのときです。フラフープを毎日30分して、自分の家まで2駅向こうから歩くようにしました。19歳から20歳にかけて、毎月1.5キロから1キロぐらいやせて、徐々に体重は戻っていきました。
1年をかけて、13キロぐらい減りましたね。リバウンドもしなくなりました。でも、21歳で上京して、ギャル雑誌のモデルになってからはまた大変でした。ギャルのモデルってみんな華奢で小さくて細いんですね。だから、さらに食べなくなって、いっときは本当に44キロぐらいまで落ちました。私は身長が169あるんですけど、ガリガリになってしまいました。もう骨が浮き出ちゃって、友達にも怖いとかすごく言われて……。不摂生で胸の上に、ニキビがブワーっとできました。他のモデルたちに追いつこうと、毎朝、起きてから全身にサランラップを巻いて、サウナスーツを着て外を走っていたんですよ。起きたらまずこれをやらなきゃみたいな、本当に病気みたいでしたね。今振り返ると、追い込むタイプだったのかもしれない。ストイックすぎてお菓子とかも絶対食べないし、お米も食べなくて、当時はマロニーしか食べていなかった。何か透明なものなら大丈夫だっていう浅はかな考えからでした。
美の秘けつ…ニューヨークのホテルで友達も引いたこだわりとは?
そこからはもっとちゃんとしなきゃと思って、普通に3食食べて運動もするようになりました。今はずっとベスト体重を維持しています。
スタイル維持の秘けつですか? お風呂ですね。大阪にいるときは、シャワーかたまに銭湯に行くぐらいでした。それをモデルになったときに、毎日お風呂につかるようになって今でも継続しています。老廃物を出して「むくみはその日のうちに」と言って、しっかり取るようになってから本当に変わりましたね。
365日やっています。半身浴じゃなくても熱いお湯で5分から10分つかる。お風呂から上がってからは簡単なストレッチをやって、オイルマッサージ。これもずっと必ずやっています。これを続けることで、やせやすい体形になるし、代謝も上がるし、自分に合っているので、すごくいいかなと思っています。
旅行中はなかなか難しいですよね。でも、続けています。一緒に行った友達に引かれたこともありました(苦笑)。ニューヨークに行ったときにお風呂に栓がなかったんですよ。ビニール袋に水を入れて栓にしてお湯をためました。お風呂につからないと気持ち悪すぎて自分が寝れない。それくらいしたこともあります。
食事は今は1日2食です。糖質はあまり取らないようにして、たんぱく質を多めを心がけています。私はご飯を食べることが大好きなので、食べ方を工夫していて、例えば外食が続く日は次の日必ず半日は胃腸を休ませます。運動は週2、3回ですね。パーソナルトレーニングとピラティスです。ピラティスは元々負傷兵のリハビリのために作られたので、姿勢もよくなるし、インナーマッスルも鍛えられる。自分が教える側になったらいいなと思って、昨年半年かけて資格を取りました。今、知り合いにだけ教えているんですけど、いつかはスタジオを作ろうかなって思っています。
女の子でダイエット中の人もいると思いますが、自分に合う方法を見つけてほしいですね。私が「このダイエットいいよ」と言っても人によって違います。まねした子が逆に太る可能性だってあります。私はピラティスがすごく合ったんですけど、それがヨガでもいいし、今の時代だったら家でただ単にYouTubeを見ながらストレッチでもいいと思います。自分に合った方法を見つけて、コツコツ、毎日継続します。トレーニングに通うの嫌だなと思いながら行っていると結局やせないし、ストレスもたまります。
自分が経験した美容のことを生かすために、年内に温活サロンを恵比寿にオープンする予定です。5月には会社を立ち上げました。YouTubeには、サロンができるまでのストーリーも上げていきたいなと思っています。この間も石川県に行って、オイルを摘出するまでを工場で撮影しました。詳しくはまだ言えないんですけど、腸活だったりとか、温めることを主にしたサロンにしたいと思っています。
高校時代の食生活には、もう戻りたくないですね。たぶん太っていたという自分がすごいトラウマなので、今も(スタイルを)維持してるというのはあると思います。フラッシュバックするというか、あのときには絶対に戻りたくない。あの生活にも、太っている自分にも戻りたくないなというのがすごくありますね。
□谷川りさこ(たにがわ・りさこ) 1990年5月29日、大阪生まれ。21歳からモデルを始める。2018年、恋愛バラエティー「テラスハウス」OPENING NEW DOORS(軽井沢編)に出演。女性誌「GINGER」(幻冬舎)のレギュラーモデルとして活躍中。昨年ピラティスの資格を取得。今年5月、個人の会社を設立。都内で温活サロンを年内オープン予定。