【鎌倉殿の13人】善児の涙に視聴者は驚きと感動 「人間らしさを見た」「ぐっとくる」

俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第32回では、奇跡的に息を吹き返した源頼家(金子大地)が、新たな体制を整える北条への怒りに満ちあふれる姿、さらに善児(梶原善)が涙ながらに刀を持つ様子などが描かれた。SNS上ではこれまでと印象の違う善児の姿に驚きの声が目立った。

刃を手にとる善児(梶原善)【写真:(C)NHK】
刃を手にとる善児(梶原善)【写真:(C)NHK】

第32回の関東地区の平均世帯視聴率は11.8%、個人視聴率は7.1%

 俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)。第32回では、奇跡的に息を吹き返した源頼家(金子大地)が、新たな体制を整える北条への怒りに満ちあふれる姿、さらに善児(梶原善)が涙ながらに刀を持つ様子などが描かれた。SNS上ではこれまでと印象の違う善児の姿に驚きの声が目立った。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 第32回では、奇跡的に息を吹き返した頼家だが、後鳥羽上皇(尾上松也)のもとには頼家危篤の報が届き、後鳥羽上皇は、次期鎌倉殿となるとされる千幡(嶺岸煌桜)の名付け親になる意向を示し「実朝」とした。一方、頼家は怒りに満ち、北条時政(坂東彌十郎)を討つように和田義盛(横田栄司)と仁田忠常(高岸宏行)に指示。また、比企の血を継ぐ比奈(堀田真由)は義時に離縁を申し出た。そして、頼家の長男・一幡(相澤壮太)が生きており、善児(梶原善)が自身を慕う一幡を殺せずにいた。生きていてはいけない命だという義時に善児は「できねえ」と言うが、刀を手にして涙を流す姿が描かれた。また、仁田が自害した設定も。終盤には頼家が修善寺に追いやられ、千幡が新たな鎌倉殿となる姿があった。

 SNSでは善児の姿に「人の心があったんだ」「あんなに恐ろしかった善児が、人の心を持っている」「アサシンの心が優しくなってしまった」「善児人間だった」「善児も人の子だったのか」「善児の目にも涙」「善児も人だったのだと思うと泣けてしまう」「人の心に目覚めてる」「初めて善児に人間らしさを見た」「善児でここまで 胸を締め付けられるなんて」「善児の涙にぐっとくる」と、これまでの恐ろしい印象の善児とは違う姿に驚きの声が目立ち、感動の声もあった。

 また、仁田には「仁田殿がかわいそうすぎる」「仁田殿の表情を見ているとつらいです」「好きだった仁田殿が」「坂東武者の中で唯一の救いだったのにこんな形で」「高岸宏行さんの仁田殿素敵でした」「仁田殿ー 仁田さまーーー」と仁田の最期を悲しむ声が目立った。

 一方、ビデオリサーチによると。21日放送の「鎌倉殿の13人」第32回の関東地区の平均世帯視聴率は11.8%、個人視聴率は7.1%だった。

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