「櫻坂46」尾関梨香と原田葵が卒業 涙のスピーチで「手放したくない宝物ができました」

人気アイドルグループ「櫻坂46」が20日、山梨県の富士急ハイランドコニファーフォレストで「W-KEYAKI FES.2022」を開催した。

櫻坂46卒業セレモニーを行った尾関梨香(左)と原田葵【写真:上山陽介】
櫻坂46卒業セレモニーを行った尾関梨香(左)と原田葵【写真:上山陽介】

「心から本当にみなさんに出会えて幸せでした」

 人気アイドルグループ「櫻坂46」が20日、山梨県の富士急ハイランドコニファーフォレストで「W-KEYAKI FES.2022」を開催した。

 本公演は、7月22日・24日に開催が予定されていたが、開催に向けてPCR検査を実施したところメンバー数名から陽性反応が確認されたため中止に。振替公演として開催され、1期生としてグループをけん引した尾関梨香と原田葵の卒業セレモニーが実施された。

 小雨が降る中でスタートした振替公演は、欅坂46・けやき坂46時代の合同楽曲「太陽は見上げる人を選ばない」でスタートし、「五月雨よ」「流れ弾」「BAN」といった歴代のシングル楽曲、卒業する2人からのリクエスト曲「コンセントレーション」「カレイドスコープ」も披露。公演中に雨脚は強まり大雨の中でのパフォーマンスとなったが、全20曲でファンを魅了した。

 アンコールで行われたセレモニーには、まず原田が純白のドレスで登場。「学業をしながらの活動は、一人ではできなかったと感じます」とアイドル活動と学業を両立した日々を振り返り、支えてくれた人たちに感謝の思いを伝えて涙。「ここにいなかったら出会えていなかった人や場所、感情があって、ここにいたらこそ手放したくない宝物がたくさんできました。ですが、もっともっと成長するため、1人の素敵な人となれるよう卒業してからも精いっぱいまっすぐ歩いていきたいと思います」と決意表明した。

 続いて、真っ赤なドレスを身にまとった尾関が、7年間の活動を回想し「みなさんが思うアイドルらしさ全開ではなかったかもしれません。時には自分のキャラクターに悩んだこともありました。だけど、みなさんが『いつも自然のままの尾関が好き。ありのままでいてね』と言ってくださったので、ずっとずっと私らしく“尾関スタイル”で居続けることができました」と感謝。そして、「どんなときも自分を大切にして、ずっと笑っていてください、約束です。大好きな櫻坂46をこれからも、Buddies(櫻坂46ファンの総称)のみなさんで守り続けてください。心から本当にみなさんに出会えて幸せでした」と愛のこもったメッセージを送った。

 スピーチを終えると、尾関のもとに小池美波が合流し、「音楽室に片想い」「バスルームトラベル」、思い出のユニット曲をトロッコに乗って歌唱。さらに、原田と上村莉菜も加わると、4人で「バレエと少年」を笑顔でパフォーマンスした。

 メンバーがステージに集結し、ラストナンバーとして披露されたのは「危なっかしい計画」。会場が欅坂46カラーの緑色のペンライトで埋め尽くされ、メンバーとBuddiesがひとつになると、最後のパフォーマンスを終えた原田と尾関が「バイバイ」と笑顔で別れを告げ、W-KEYAKI FES.2022の幕は閉じた。

8月20日 櫻坂46「W-KEYAKI FES.2022」セットリスト @山梨・富士急ハイランドコニファーフォレスト

M01 太陽は見上げる人を選ばない
M02 Buddies
M03 なぜ 恋をして来なかったんだろう?
M04 Microscope
M05 それが愛なのね
M06 偶然の答え
M07 五月雨よ
M08 思ったよりも寂しくない
M09 無言の宇宙
M10 コンセントレーション

M11 カレイドスコープ
M12 ブルームーンキス
M13 恋が絶滅する日
M14 車間距離
M15 流れ弾
M16 BAN

EN1 音楽室に片思い/バスルームトラベル
EN2 バレエと少年
EN3 危なっかしい計画

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