Perfume「楽曲に誇りを持って世界に発信したい」 再確認した音楽の魅力と“思い”の大切さ
Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2がPrime Videoで独占配信中だ。マスクで正体を隠した有名人が実力勝負のパフォーマンスに挑む姿が人気の同番組だが、MC・大泉洋とのトークやパネリストによる推理も見どころのひとつだ。そんなパネリストを前シーズンに引き続き務める「Perfume」の3人。番組の注目ポイントや魅力を聞いた。
『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2出演で“リベンジ”「シーズン1は本当に信じられない勘違いばかり」
Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2がPrime Videoで独占配信中だ。マスクで正体を隠した有名人が実力勝負のパフォーマンスに挑む姿が人気の同番組だが、MC・大泉洋とのトークやパネリストによる推理も見どころのひとつだ。そんなパネリストを前シーズンに引き続き務める「Perfume」の3人。番組の注目ポイントや魅力を聞いた。(取材・文=中村彰洋)
――2シーズン連続でのパネラーとしてのご出演となりました。率直なお気持ちをお聞かせください。
あ~ちゃん「めちゃくちゃうれしかったです! シーズン2も司会を(大泉)洋ちゃんがやるんだ! っていう喜び。そんな番組にPerfumeも指名していただけたんだ! っていう喜び。『洋ちゃんと共演できる。うれしい~!』という気持ちでした。主題歌もまた『ポリゴンウェイヴ』で、本当にうれしいことが重なりました」
のっち「シーズン1では、パフォーマンスを見るのも、推理するのも楽しかったので、また世の中の人たちより先に『ザ・マスクド・シンガー』を見ることができるというのが1番うれしかったですね。収録期間中は、寝ても覚めても芸能人の名前が浮かんでは消えてを繰り返してました」
かしゆか「まさかシーズン2も続投させてもらえると思わず、驚きました!」
――シーズン1では3人の推理する様子も話題となりましたね。
あ~ちゃん「シーズン1は本当に信じられない勘違いばかりで、お恥ずかしい限りでした。配信されないでほしいってずっと思っていたんですが、見事に配信されていました(笑)。シンガーたちの本気のパフォーマンスがパネリストを本気にさせるんですよね。あの熱意が私に勘違いをさせたんです(笑)」
のっち「推理は難しいですね。生で見ていると、1回パフォーマンスと歌のうまさに圧倒されるんです。『あ、そうだった。推理するんだった。今日』ってその後に気付くんです。その分のラグもあると思います。言い訳ですけど(笑)」
かしゆか「シーズン2では、分析力が高まっていると信じてヒントVTRも細かく見落とさないように隅々までチェックしてました! でもそこは番組スタッフさんも経験者なので何枚も上手で振り回されました(笑)。反省点は1度信じるとその声にしか聞こえないという思い込みですね(笑)」
――シーズン1の配信後に周囲から反響などはありましたか。
のっち「家族からメールがきましたね。『あれって誰なの?』『あれ、誰々だよね?』って家族同士で盛り上がってましたね。それを見てニヤニヤしながら、みんなもこうやって推理しているんだなって思ってました」
かしゆか「普段出ている番組をチェックしてないような友達からも『あれって誰なの!? 教えて!』って聞かれるほど反響がすごかったです!」
あ~ちゃん「いろんな人から『これって誰々じゃないの?』とかめちゃくちゃ言われましたね。言いたい気持ちもあるんですけど、最後まで楽しんでほしいから私も『いや、どうかねぇ~』って言うんですよ。『どうかね、ちゃうわい! 知っとるやん!』って(笑)。でもみんなも聞きたいんだけど、言わないでほしいみたいな感じで聞いてくるんですよ。だからこっちも言いたいけど言わないようにしなきゃいけないから、なんか変な会話になります(笑)」
――出演者ならではの感覚ですね。
あ~ちゃん「そうですね。自分たちも悩んで答えを出していたので、超気持ちが分かるんですよ!」
――普段はパフォーマンスを見られる側ですが、パフォーマーのどのような点に注目されましたか。
あ~ちゃん「マスクをつけていなくても、キチンと決められた立ち位置に立つということが難しいんですよ。私たちも20年やってますけど、それでも3人の中で少しズレてしまったりすることもあるんです。マスクをしていてほとんど視界が狭くて見えない中でターンをされていたりするんですよね。マスク姿でめちゃくちゃ練習されて、挑んでいるんだろうなというのは感じました。大尊敬です」
のっち「私はまずステージ慣れしているかどうかの空気から見ましたね。この人は歌手なのか。ステージに立つことに慣れているのか。そこからこの人はきっとアイドルでルーツはここにあってとか、何年代に活躍した人かな、みたいな。ちょっとした動きのクセから推理したりしてました。まったく当たらなかったですけど(笑)」
挑戦したいことは「殺陣」「ローラースケート」「ほのぼのYouTube」
――3人がパフォーマーとして出演することになったら、どのようなパフォーマンスをしたいですか。
かしゆか「私が出るとしたら猫と人魚の間みたいなキャラクターがいいですかね。猫好きとダイビング好きということで」
のっち「普段、ショートパンツで足を出してボーイッシュな格好というのが多いので、逆に今回でいう“クレープ”さんみたいなブリブリ路線でいくか、“ツインスター”さんみたいに何も見せないタイプでいくかなぁ。でもちょっとぶりっ子しようかなと思います(笑)。のっちということを隠すなら、あやや(松浦亜弥)の『ね~え?』を歌います!」
あ~ちゃん「私はaikoさんがめちゃくちゃ好きなので、aikoさんしばりでいきたいですね。6曲全部aikoさん!」
のっち「aikoじゃんってなりそう(笑)」
あ~ちゃん「(笑)。だからaikoさんみたいな洋服でいきたい。古着で攻め込んでいく感じですね。赤を基調として、飼っている犬とかも肩に乗せたり。あとは(ドクター)マーチンですね。ピアスをシルバーとゴールドのコンビネーションでいろいろつけさせてもらいます(笑)」
――ファンの皆さんだったらすぐ分かってしまいそうですね。
あ~ちゃん「分かるかなぁ~? エフェクトがかかってない声ってあんまり聞いたことがないと思うんですよね。じゃけえ、分からんかもしれん!」
――パフォーマーのステージを見て、アーティストとしての気付きや還元したことはありましたか。
かしゆか「顔が見えなくても伝えたい思いって気持ちの大きさで伝わるんだなぁと思いますし、他の道でプロを極めてる方々の努力を目の当たりにすると、自分ももっと頑張ろうと思えます!」
のっち「とにかく音楽を楽しんでいたので、そこは自分たちのステージにも反映させたい、ちゃんとその気持ちを持ってステージに立ちたいなと思いました。楽しませようという思いをとにかく感じたので、その気持ちが大事なんだなと思いました」
あ~ちゃん「音楽は国境を越えるってよく言いますけど、やっぱり日本の音楽って素晴らしいなって思いました。自分たちが日本人だからというのもあるとは思いますけど、言葉の響きや表現の豊かさだったり、それを理解できる日本人でよかったなって。そんな日本人として、音楽を発信している立場として、やっぱり誇らしいなと思えたので、これからも自分たちの楽曲に誇りを持って、世界にも発信していきたいと思いました」
――パフォーマーは歌手以外の方の挑戦も目立ちます。3人はアーティスト活動以外でどのようなことに挑戦したいですか。
のっち「今回“ヒーロー”さんの殺陣がかっこよくて、“ヒーロー”推しなんですけど、殺陣は楽しそう!」
あ~ちゃん「ジャニーズさんがよくやられているローラースケート。あれめっちゃかっこよくないですか? あれでアリーナをバァーって行ったら楽じゃないですか。走らなくていいし。あれいいなーって思いますね。ヒールにつけてくれないかなーって(笑)」
かしゆか「ほかに何もやってこなかったので何もできなさそうです……(笑)。森三中さんくらいゆるいほのぼのしたYouTubeを3人の日常の延長みたいな感じでやってみたい気持ちはありますね」
――番組内では、大泉さんがとても“ギラギラ”です。見ていて照れませんか?
のっち「照れます(笑)! 毎回ちゃかしたりしているんですけど、スタイルいいし、スターなんでかっこいいですよね。さまになっているのが面白い(笑)」
あ~ちゃん「ポップアップ登場してましたよ。あれスターしかできないでしょ! めちゃめちゃ面白くて、私たちも『洋ちゃ~ん!』ってエール贈ってました。ちょっとアメリカナイズドされている感じの洋ちゃんは面白いですね。好きです!」
――番組を楽しみにしている視聴者へ一言お願いします。
かしゆか「シーズン1からさらにパフォーマンスもステージングも豪華になっていて見ていてとっても楽しい内容になっています! ただヒントのレベルも上がっていて若干振り回されたり……(笑)。回を追うごとに夢中になっていくこと間違いないのでぜひ一緒に推理を楽しんでください!」
□『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2 Prime Videoにて、毎週木曜、午後8時より独占配信中(本編9話、初回3話、以降2話ずつ配信)。8月25日に最終回の配信を迎える。