「ちむどんどん」で久々のいい役 高嶋政伸「保育園の皆さんの反応が180度変わった」

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」でイタリアンレストランの料理長役を好演するのが、俳優の高嶋政伸(55)。代表作は熱血ホテルマンを演じたTBS「HOTEL」(1992~2002年)だが、昨今はヒール役が当たり役。久々の“いい人”役は私生活にも大きな変化をもたらした……。

高嶋政伸は「ちむどんどん」でシュフ役を好演している【写真:小黒冴夏】
高嶋政伸は「ちむどんどん」でシュフ役を好演している【写真:小黒冴夏】

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」でイタリアンレストランの料理長役を好演

 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」でイタリアンレストランの料理長役を好演するのが、俳優の高嶋政伸(55)。代表作は熱血ホテルマンを演じたTBS「HOTEL」(1992~2002年)だが、昨今はヒール役が当たり役。久々の“いい人”役は私生活にも大きな変化をもたらした……。(取材・文=平辻哲也)

 1988年、山口智子主演の「純ちゃんの応援歌」でデビューした政伸にとって、朝ドラは特別なドラマだ。出演は3度目だが、田中美里主演の「あぐり」(1997年)以来、久々。「ちむどんどん」は沖縄の料理を愛し、料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)ときょうだいの物語。政伸の役は、厳格なイタリア料理店のオーナー、大城房子(原田美枝子)に従順で、店のピンチには勇敢に立ち向かうシェフ・二ツ橋光二だ。

「最近は変態や連続殺人犯だったりと極悪非道な役が多かったので、子どもになかなか見せられなくて(笑)、でも『ちむどんどん』は、親子で見られる。それがうれしいですね。親子で演技を見るのは初めての経験です」

 クセ強の悪人役は役者冥利に尽きるだろうが、家に帰れば、5歳と5か月の2児のパパ。子育てや子供と過ごす時間に喜びを感じており、毎朝、長男と「ちむどんどん」を見るのが日課になっている。

「息子は主題歌(『燦燦』三浦大知)も覚えちゃって、一緒に歌うんですよ。僕の名前が出てくると、『お父さんだ』と言って、画面にタッチする。自分の芝居を見ると、反省ばかりしちゃいますが、何よりも家族が喜んでくれているのがうれしいですね。すごい多くの方がご覧になっていて、うちの保育園の皆さんのリアクションも180度変わりました」。

 撮影現場も明るく、主演の黒島結菜が引っ張っている。「黒島さんは本当に頑張り屋さんで、役者としてもすごい実力派ですが、とても気さくで、現場を盛り上げてくれています。彼女は沖縄出身なので、沖縄のことをいろいろ教えてくれるんです。彼女のおすすめで、初めてスパムおにぎりも食べたんですが、本当においしかったです」と話す。

撮影現場に息子を連れていき、ヒロイン・黒島結菜と対面も「感激で固まっちゃった」

 撮影現場には、息子を連れて、遊びに行ったことも。「息子は『暢子ちゃんに会いたい、暢子ちゃんに会いたい』とずっと言っていまして。それで、NHKさんと黒島さんに聞いてみたら、『どうぞ』と言ってくれたので、連れて行ったんです。息子は最初『暢子ちゃんはどこ?』なんていって無邪気にはしゃいでいたんですけど、黒島さんが目の前に来たら、感激で固まっちゃいました(笑)。おかげさまで、息子ともいい思い出ができました」とパパの笑みを浮かべる。

 シェフ役は、宮内庁の料理長、秋山徳蔵をモデルにしたTBS「天皇の料理番」(1993年)、帝国ホテルの料理長・村上信夫をモデルにしたNHK土曜ドラマ「人生はフルコース」(2006年)でも演じているが、プライベートでもイタリア料理を振る舞っている。

「今回は子供にイタリアンを作ってあげているんですよ。保育園のお弁当には、ボロネーゼ・スパゲッティーを作ったり、本当に家族で楽しみながら、役をやらせていただいます」と政伸。公私ともに、いい人、いいパパを満喫しているようだ。

□高嶋政伸(たかしま・まさのぶ)1966年10月27日、東京都出身。NHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」(88)でデビュー。90年に放送開始したTVドラマ「HOTEL」は、2002年まで続く人気シリーズとなった。NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演中。近年の出演映画として「臨場-劇場版-」(12)、「暗殺教室」(15)、「エイプリルフールズ」(15)、「ラプラスの魔女」(18)、「響-HIBIKI-」(18)、主演作「アパレルデザイナー」(20)、「犬鳴村」(20)、「仮面病棟」(20)、「ボクたちはみんな大人になれなかった」(21)など。8月28日には「リーディングセッションVol.16」(夜2公演、BODY&SOUL 新渋谷公園通り店)を主催する。

※高嶋政伸の「高」の正式表記ははしごだか

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