【六本木クラス】新は「人生をかけた告白」 異彩を放つ謎の預言者も登場【変更点リストあり】

俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第7話が18日夜に放送された。Netflixで配信され世界中で大ヒットとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメーク版。主人公の宮部新(みやべ・あらた)が父親を死に追いやった大手外食産業・長屋ホールディングスの長屋茂会長への復讐(ふくしゅう)を誓う青春群像劇で日韓共同プロジェクトとして制作された。この日の放送ではオリジナル版のエピソード8の後半あたりから同9の後半までの部分が描かれ、オリジナル版同様、激化する四角関係が描かれた。

竹内涼真【写真:ENCOUNT編集部】
竹内涼真【写真:ENCOUNT編集部】

倍賞美津子が強烈キャラで登場「ご愁傷さまでした」

 俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第7話が18日夜に放送された。Netflixで配信され世界中で大ヒットとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメーク版。主人公の宮部新(みやべ・あらた)が父親を死に追いやった大手外食産業・長屋ホールディングスの長屋茂会長への復讐(ふくしゅう)を誓う青春群像劇で日韓共同プロジェクトとして制作された。この日の放送ではオリジナル版のエピソード8の後半あたりから同9の後半までの部分が描かれ、オリジナル版同様、激化する四角関係が描かれた。

 第7話では主人公・宮部新(竹内)の行方を阻む長屋ホールディングス・長屋茂会長(香川照之)の冷徹な仕打ちと並行して新、楠木優香(新木優子)、麻宮葵(平手友梨奈)、長屋龍二(鈴鹿央士)の間で恋のさや当てが演じられた。ダーツバーのカウンターで新と優香が赤ワインを飲みながら語らっている。愛の告白について優香から突っ込まれた新は刑務所に面会に来た優香に「好きだったから」と打ち明けたこと、また、タクシーに乗り込んだ優香に「オレがあの会社から絶対自由にしてやる」と誓ったことを回想し、「オレの人生をかけた告白のつもりだった」とあらためて気持ちを伝えた。

 2人のデートを知った葵は新に「あの女と付き合わないで」と迫り、その葵に龍二は「好きだ」と告白。「龍二→葵→新→優香」という“好き”の四角関係がストレートに描かれた。このあたりはオリジナルの「梨泰院クラス」を踏襲していたが、新が優香とデートしていた場所が夜景の美しいバーからダーツバーになるなど細かい設定変更があった。店に戻ってきた葵の頭を新が手でポンポンする胸キュンシーンはオリジナルと概ね同じだった。

 一方、第7話で異彩を放ったのが謎の預言者。六本木の新たな一角で「二代目みやべ」の再オープンに向けて意欲満々のスタッフが準備をしていると、店の前を高齢の女性・田辺弘子(倍賞美津子)が通りがかる。「ここに店を出すと1年以内につぶれる」などと縁起の悪いことを言われ、スタッフは不安になる。田辺はぬいぐるみ、缶ジュース、花などが入った買い物カートを引きながら現れ、新らに「ご愁傷さまです」と手を合わせて立ち去るなど強烈な存在感を放った。このキャラクター造形はオリジナルの「梨泰院クラス」にはなく、視聴者の関心を集めた。

※第7話の主な設定変更は以下の通り。

・「梨泰院クラス」タンバムのスタッフたちがクラブに繰り出すが、トニーの入場が拒否される。
→「六本木クラス」トニーが登場していないためこの部分はすべてカット。

・「梨」店の経営姿勢をめぐってセロイとイソが言い争う。店内の照明は暗くなっておりスタッフの重い気持ちを表現している。
→「六」店の経営姿勢をめぐって新と葵が言い争う。店内の照明はかなり明るめでライトが輝いている。

・「梨」代案を出すよう迫るイソ。長家のカン専務と相談する回想シーンの次にセロイは「ビルを買う」と宣言する。重厚で勇壮なBGMが流れる。
→「六」代案を迫る葵。新は「ビルを買う」と宣言。音楽は特になし。

・「梨」イソがグンスの下宿先を訪ね「店を辞めてくれたらうれしい」と発言したことを謝罪。
→「六」龍二が六本木ヒルズのおしゃれな通りを歩いていると葵が現れ、発言を謝罪。

・「梨」トニーが龍山区庁を訪れ父親の情報を聞き出そうとするが、拒否される。
→「六」トニーの登場がないためこのシーンは全部カット。

・「梨」店に戻ったイソが名札を返すようセロイに頼む。
→「六」店内で龍二が唐揚げを食べている。葵がその動画をSNSで流す。その後、名札を返すよう新に頼む。

・「梨」移転先でタンバムの再オープンの準備をするセロイとスタッフ。OSTの「始まり」が流れる。
→「六」移転先で二代目みやべの再オープンの準備をする新とスタッフ。OSTは特に流れない。

・「梨」貸金業のおばあさんが店の前を通りがかる。トニーからチラシを受け取り、名詞をセロイに渡して立ち去る。
→「六」貸金業のおばあさんが、ぬいぐるみ、缶ジュース、花などが入った買い物カートを引きながら現れ「ご愁傷さまでした」と言い残して立ち去る。

・「梨」夜、南山タワーが見える丘を歩きながらセロイがカン専務に投資金回収を謝罪。
→「六」昼間、ビル屋上で新が相川専務に謝罪。

・「梨」(ここからエピソード9に入る)イソが店内のライブ動画をSNSで拡散。
→「六」葵が長屋ホールディングスに向かう途中で二代目みやべのスタッフとSNSでやりとり。このシーンはテレ朝オリジナル。

・「梨」チャン会長がセミナーで講演。机の位置から動かない。めがねをかけている。
→「六」長屋会長がセミナーで講演。ステージを歩き回る。めがねなし。

・「梨」キム室長がイソを呼び戻しに行く。場所は社屋1階ロビー。
→「六」長屋会長が桜木室長に指示。呼び戻すシーンはカット。

・「梨」イソが会長室へ。スローモーション。チャン会長はソファに深々と座ったまま食事に誘う。
→「六」葵が会長室へ。靴のアップから全身ショット。スローモーション。長屋会長はソファから立ち上がり食事に誘う。

・「梨」夜景が美しいレストラン。食事を終えたところからイソとチャン会長の会話がスタート。
→「六」夜景が美しいレストラン。まだ食事の途中で赤ワインを飲みながら葵と長屋会長が会話。

・「梨」チャン・グンウォンが交通事故を起こし、セロイはファンドマネジャーのイ・ホジン宅で今後を話し合う。
→「六」第7話ではこれらのシーンは登場せず。

・「梨」ランニング中のセロイがスマホでグループトーク。
→「六」ランニング中の新がスマホでグループトーク。画面デザインは梨泰院クラスと同じ(ただしトニーは不在)

・「梨」新会社の名前はIC(イテウォン クラス)
→「六」新会社の名前はRC(ロッポンギ クラス)

・「梨」元刑事のオ・ビョンホンの娘の姿が見えない。娘は路上でカン専務と偶然出会い「猫を追っていたら迷った。スマホを貸して」と頼む。
→「六」元刑事の松下の娘の姿が見えない。屋外で相川専務と偶然出会い「見て、虹が出ている」と笑顔。

・「梨」セロイが梨泰院の顔と呼ばれる人物から店舗経営のノウハウを教わる。
→「六」このシーンはカット。

・「梨」セロイとスアが南山タワーが見える夜景の美しいバーでデート。
→「六」新と優香がダーツバーでデート。新の刑務所時代と、優香がタクシーに乗る時の回想シーンが登場。

・「梨」イソが開店準備中のセロイに「あの女と付き合わないで」と要求。
→「六」葵が開店準備中の新に「あの女と付き合わないで」と要求。こじれるような感じがするBGMが流れる。

・「梨」タンバムに野菜を卸している元刑事のオ・ビョンホンがチャン会長室に呼ばれ会長の左側のソファに座る。
→「六」二代目みやべに野菜を卸している元刑事の松下が長屋会長室に呼ばれ、会長の右側のソファに座る。

・「梨」歩道橋の上でイソとグンスが会話。時間帯は夜。
→「六」ビル屋上で葵と龍二が会話。背景は夕焼け。

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