竹内涼真が主演を務めるテレ朝木曜ドラマ「六本木クラス」（午後9時）の第7話が18日に放送された。不吉な予言をする謎の老婆（倍賞美津子）の存在に注目が集まっている。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　同作は、Netflixで大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス（イテウォンクラス）」を、「日韓合同プロジェクト」としてリメイク。本家「梨泰院クラス」は、ソウルの飲食店激戦区・梨泰院を舞台に飲食業界の成功を目指す若者たちの物語。「六本木クラス」では梨泰院の舞台が六本木に移り、竹内が主人公の宮部新を、外食産業トップの「長屋ホールディングス」会長・長屋茂を香川照之が演じる。

　第7話では、不吉な予言をする謎の老婆が登場し、話題となっている。劇中では老婆の名前は出ていないが、公式サイトの第7話ストーリーでは「田辺弘子」と紹介されている。

　新は、茂が「二代目みやべ」の入るビルの新オーナーになったことから退去することに。長屋ホールディングスに投資していた8億円を回収し、六本木の別の場所にビルを購入。新たな場所で再オープンすることになった。しかしオープンの準備をしていると、ビルの目の前を謎の老婆が通りかかる。老婆は「この場所はよくない。1年以内に潰れる」と不吉な言葉を告げて去って行った。

　老婆の言葉通り、店にはあまり客が入らない。ある夜、「二代目みやべ」にやって来た老婆は窓から店内を覗くと、「客が一人もいないじゃないか。私の言った通り。ここは場所が悪いって」と新に話す。「どこ（のお店）も閉まってんだろ。この通りは死んだも同然。さっさと売り払った方が身のためだよ」とアドバイスして去って行った。

　この老婆の言葉をきっかけに、新は通りにある他のお店の用事をボランティアで手伝うように。「二代目みやべ」のマネジャーを務める大人気インフルエンサーの麻宮葵（平手友梨奈）は、新の行動が理解できず「なんのためにやっているのか」と問い詰める。すると新は、「生き残るため」と答えた。「うちは料理も内装もマーケティングも悪くない。じゃあ他に何が足りない？　お客さんを呼び込むには、この寂れた通りを再生するしかない」と、目的を明かした。

　あるとき、老婆は通りにあるお店の店主からお金を受け取っていた。「次からは（支払いが）遅れないようにします」と話す店主。老婆が店内を覗くと、客がにぎわっている。「結構お客さん入ってるんじゃないの」と尋ねる老婆に、店主は「みやべの主人にいろいろ手伝ってもらったんです。このあたりのお店は、みんな彼に助けてもらってます」と明かした。新の行動に「へぇ～」と感心する老婆は、遠くを見つめながら「昔のあいつ、思い出すねぇ」とつぶやくのだった。

　謎の老婆の意味深発言に、SNS上では「おばちゃん何者なん?」「昔のあいつって長屋の社長なのかな？」「え？あいつって、会長？」「昔の長屋と関係があったのかなぁ」と茂との関係を推測するコメントが。一方、「昔のあいつ」が茂ではなく新の亡くなった父・宮部信二（光石研）と予想する人もおり、「光石パパの知り合いなの？」「倍賞美津子は光石研と繋がってるの？」といった声も見られた。さらに本家「梨泰院クラス」の視聴者からは、「このおばあさんがキーになるのよ」というコメントも挙がっている。この老婆が新の今後にどう関わっていくのか、要チェックだ。