人気グループ「Sexy Zone」の中島健人が17日、都内で行われた映画「ラーゲリより愛を込めて」（12月9日全国公開）完成報告会見に登壇。ほかに、主演の二宮和也をはじめ、北川景子、松坂桃李、桐谷健太、安田顕、瀬々敬久監督、平野隆プロデューサーが出席した。

　同作は、第二次世界大戦終了後、零下40度を超える厳冬のシベリアで、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも家族を想い、仲間を想い、希望を胸に懸命に生きる山本幡男（二宮）の壮絶な半生を描く。

　二宮と北川以外、出演者が未解禁だった本作。この日、山本と共に極限のラーゲリを生き抜く捕虜仲間を熱演したキャストが発表された。最年少でムードメーカーの新谷健雄を演じる中島は「心から尊敬している役者でもあり先輩でもある二宮先輩の大作の一部になることができて、心から幸せに思っております」と笑顔を見せた。

　撮影を振り返り、「二宮君のお芝居にワンカットワンカット感銘を受けました」と感慨深そうに話した。司会を務めたTBSの杉山真也アナウンサーから「どのシーンが？」と問われた中島は、「すべてなんですよね。全部です」と回答。すると、二宮は「恥ずかしいですね。ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた。

　また、本作で中島は丸刈りやふんどし姿を見せている。「気温が0度ぐらいで寒かったんですけど瀬々組が初めてで、二宮先輩がいる中で負けてられないと思い、待ち時間もずっとロケジャンを着ないで、ずっと裸で“俺は強いんだ”っていうアピールしたんですけど、監督にすぐに“着ろ”って怒られた」と裏話を明かした。続けて、「二宮君に“寒いのでロケジャン着てください”と言ったら、“後輩がこんなに寒がっているのに俺は絶対にロケジャン着ることはない”と。裏でもめちゃめちゃ映画スターで本当にかっこいい」と目を輝かせると、二宮は「素っ裸の人に“服着てください”って言われて着れます？　着れないですよね」とコメントした。

　また、作品で幾度か丸刈りの経験がある二宮に対し、中島は「二宮先輩は丸刈りの先駆者なので、僕はその後継として、二宮先輩の映画でこのヘアスタイルができて本当に光栄でした」とうれしそうに語った。