370万円中古バンで充実生活 リビングのような大容量空間…夏場の旧車ならではの苦労も
あこがれのバンライフで迎える初めての夏――。日本最大級の中古車情報メディア「カーセンサー」統括編集長で、リクルート自動車総研所長を務める西村泰宏さんは今年4月、1990年製「フォルクスワーゲン(VW) カラベル」を納車し、家族5人で新たなカーライフを送っている。ちまたでも人気を集めるバンの愛車生活、夏場の楽しみ方について聞いてみた。
1990年製「フォルクスワーゲン カラベル」 今年4月に納車
あこがれのバンライフで迎える初めての夏――。日本最大級の中古車情報メディア「カーセンサー」統括編集長で、リクルート自動車総研所長を務める西村泰宏さんは今年4月、1990年製「フォルクスワーゲン(VW) カラベル」を納車し、家族5人で新たなカーライフを送っている。ちまたでも人気を集めるバンの愛車生活、夏場の楽しみ方について聞いてみた。(取材・文=吉原知也)
「人とモノが詰め込める。やっぱりそこがいいですね」。第3子の誕生を機に手に入れた、ツートーンのブラウンカラーが印象的な1台。当時の新車時価格は400万円強、中古車価格は「370万円」だった。横幅は狭くても室内はゆったり。ファブリックなシートやカーテンもお気に入り。リビングのようなスペースを車内に作ることで家族のコミュニケーションを図っている。
大容量の車内には、海や山の遠出を楽しめるように、アウトドアチェアやレジャーシート、ビーチサンダル3セットに、ちょっとした非常食、そして、携帯用トイレを常備。西村さんの趣味である釣り道具、魚を取るための網も置いてあるといい、「たまたま用事で海の近くまで出てきたから、ちょっと時間があれば、竿を取り出してフィッシング。そんな楽しみ方もしています。キャンプ気分を味わえるように、タープテントを購入することも検討しています。くつろぎの空間でありながら、ちょっとした遊びの予定変更にも対応でき、計画通りに物事が運びづらい子どもたちとの楽しい時間にもつながっています」。100%大満足のカーライフだ。
ただ、夏場の旧車ならではのちょっとした苦労も。「走りながらエアコンをつけると機嫌がいいのですが、停車状態でエアコンMAXにして走り出すと、機嫌が悪くなって、アイドリングストップしちゃうんです。ワガママな彼女みたいですね」と笑う。家族とのお出かけ以外の日常の移動手段としても乗っているといい、まさに普段使い。「行った先でクルマ好きの知人にもよく驚かれるんですよ。『これ、普段の日常でも乗ってるの?』って(笑)」。この夏は、家族の思い出をたくさん作るのに、大いに役立ってくれそうだ。