「私たち結婚しました」で話題 川島海荷が明かす結婚観、家族観、舞台への思い

ABEMAオリジナルの結婚モキュメンタリー「私たち結婚しました3」が話題になった女優の川島海荷(28)が今度は葬式をテーマにした舞台「きっとこれもリハーサル」(9月29日~10月13日、東京・新国立劇場小劇場/10月22日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール)に出演する。母(石野真子)の突拍子もない発言から、お葬式のリハーサルをすることになった家族が紡ぐハートフル“お葬式”コメディー。川島の結婚観、家族観、舞台への思いは?

舞台ではお葬式コメディーに挑戦する川島海荷【写真:舛元清香】
舞台ではお葬式コメディーに挑戦する川島海荷【写真:舛元清香】

舞台「きっとこれもリハーサル」に出演 結婚モキュメンタリー番組で大きな話題に

 ABEMAオリジナルの結婚モキュメンタリー「私たち結婚しました3」が話題になった女優の川島海荷(28)が今度は葬式をテーマにした舞台「きっとこれもリハーサル」(9月29日~10月13日、東京・新国立劇場小劇場/10月22日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール)に出演する。母(石野真子)の突拍子もない発言から、お葬式のリハーサルをすることになった家族が紡ぐハートフル“お葬式”コメディー。川島の結婚観、家族観、舞台への思いは?(取材・文=平辻哲也)

「私たち結婚しました3」は韓国発のモキュメンタリーの日本版。男女の主人公が番組のミッションをこなしながら、期間限定の新婚生活を擬似体験する。モデルの中田圭祐との短い結婚生活には「最初はすごく不安というか、緊張でいっぱいでした。皆さんが番組をどういう目で見てくれるんだろうとも気になったのですが、たくさんの方から良い反響をいただいて、やらせてもらってよかったと思います」と話す。

 8月5日の最終回の配信後はSNS上でも大反響。中田と何度も抱き合って、キスをかわす姿には「お似合い」「このまま幸せになって」との感想も多数出た。実際の撮影は約1か月前にクランクアップしたそうで、“その後”については「ご想像におまかせします。まだ懐かしいという感じはしていないんです。またどこかで会う機会があれば。その時は何も変わっていないと思います」と意味深な言葉も口にする。

 疑似結婚をしたことで、自身の結婚観にも変化はあったのか。「周りは結婚している子もいますが、もともと結婚願望がないんです。自分では全然現実味がない話だったんですが、こういうことをさせてもらって、ちょっとは変わりましたね。結婚って、自由じゃんと。結婚って、すごく気負いというか、こうでなきゃいけないと考えるものと思っていたんですけど、人それぞれでいい。相手と作っていくものなんだと気付かされました」と明かす。

 恋愛で大事にしたいのは信頼関係だという。「すごく短い時間だったので、互いに知らないところもあると思うし、私のだらしないところはまだまだ見せていない。そういうのも受け止めてくれる大きな器の人じゃないと。多分私は結構大変な人なんです。それをコントロールしてくれる人がいいかもしれない」と笑う。

 ドラマで結婚生活を体験した後は、舞台でお葬式のリハーサルだ。「きっとこれもリハーサル」は、近所のグダグダなお葬式に参加した母が、突然、父(羽場裕一)のお葬式を想定して喪主の練習がしたいと言い出し、お葬式のリハーサルをしていく中で、家族がさまざまな大切なものに気付かされるコメディー。演じるのは長女、泉美役。ほかに鈴木福が弟役、映画「カメラを止めるな!」のしゅはまはるみが葬儀社勤務の母の友人役を務める。

「結婚の次はお葬式って、今、気づきました(笑)。台本はちょっと変わった設定だなというのが第一印象でしたが、すごく心にしみて、泣きました。自分が読んだ印象をちゃんと表現したいと思っています。泉美は結構気の強い女の子なんですが、自分にもすごく通じる部分があります。家族の中でいる時の私は結構頑固で、好きな人の話は親にあまりできない。特に父親には。役のイメージで、妹っぽいとも言われますが、実際は弟妹がいるので、私生活での経験も役に出せるかな」

二人芝居「PINT」を企画したこともある川島海荷【写真:舛元清香】
二人芝居「PINT」を企画したこともある川島海荷【写真:舛元清香】

自身の結婚は「サプライズできるように頑張ります」

 約17年のキャリアの中で映像作品が多いが、舞台は女優として1段階成長できる機会と捉えている。コロナ禍中の2020年12月には親友の女優・新井郁との二人芝居「PINT」(脚本・演出オークラ、浅草九劇)を自ら企画したこともある。

「プライベートでも仲良くしている宮沢氷魚と大鶴佐助の二人芝居を見て、めちゃめちゃ刺激を受けたんです。私達もやってみたいと思って、いろんな人に協力してもらい、脚本家さんにオファーして、台本ができたのは本番3日前。お金のことも見たので、『舞台って、これだけかかるものなんだ』と思ったり。期間は短かったのですが、2人だから本当にずっとしゃべっているし、どちらかが間違えたり、止めてしまうと、変な間が生まれてしまう。本当に毎日ヘトヘト。これができたんだから、何も怖いことないって思いました」。

 新作の舞台の稽古はこれからだが、「1か月稽古して、一つのものを作り上げていく過程は本当に楽しいです。今回は出演者5人だけと人数が少なく、シチュエーションも変わらないので、自分の集中力を切らさず、役の状態でちゃんと舞台上に立てたら。すごく鍛えられるんじゃないかなと思っています」としばらくは仕事に夢中なよう。「結婚はまだ先ですかね?」と水を向けると、「そうですね。サプライズできるように頑張ります」と微笑んだ。

□川島海荷(かわしま・うみか)1994年3月3日、埼玉県出身。2007年、「天国で君に逢えたら」で映画デビュー。10年、主演映画「私の優しくない先輩」が大ヒット。16年から日本テレビ「ZIP」の総合司会を19年まで務める。趣味:読書・料理・お菓子作り。特技・資格:ピアノ。身長155センチ。

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