お盆中の富士山山頂付近の荒天の様子を撮影した動画がツイッターに投稿され、注目を集めている。

　動画の投稿者は、アカウント名「そら@ゆう」（@cielo_de_azul）さん。「週末の富士登山をお考えの方は8/12今朝の山頂のこの動画を是非」とつづり、1本のショート動画を投稿した。

　猛烈な風と、ひょうが横殴りに降り、立っているのもやっとな状況。青空の富士山とはかけ離れている。

「気温一桁、雹と突風が吹き荒れ視界は不良、冬山並みの完全装備でないと長くは居られません。登ったほぼ全員が即下山しましたし、帰りも疲労と低体温症との戦いです。無理な山行は危険です」と注意喚起した。

　実際、この日は倒れた人を山岳遭難救助隊が救助するニュースが相次いで報道された。

　そら@ゆうさんは事前の天気予報を受け、雨具の下にも防寒着を着用するなどフル装備だった。「準備無しの安易な登山は危険」と訴えている。

　15日現在44万回再生に達し、視聴者からは「登山は絶対に無理は禁物！」「あらためて山は魅力されるけど怖いと思った」「夏山も危険度は冬山と変わらないですね」と、安全対策に気を引き締める声が上がった。

　人気の夏山登山だが、気象の変化には注意が必要だ。