片岡愛之助、貞子との初共演に「ワクワク」と期待 「今回もかぶかせていただきます」
歌舞伎俳優の片岡愛之助が15日、都内で行われた日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき)貞子×皿屋敷「時超輪廻古井処(ときをこえりんねのふるいど)」(10月3日から25日まで大阪松竹座にて公演)製作発表に登壇した。当日は、今回貞子と初共演となる愛之助が同作をアピールした。
鈴木光司「お菊さん、貞子のご指導よろしくお願いします」
歌舞伎俳優の片岡愛之助が15日、都内で行われた日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき)貞子×皿屋敷「時超輪廻古井処(ときをこえりんねのふるいど)」(10月3日から25日まで大阪松竹座にて公演)製作発表に登壇した。当日は、今回貞子と初共演となる愛之助が同作をアピールした。
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貞子は作家・鈴木光司が生み出した“リング”シリーズに登場する怨霊。完全新作歌舞伎の同作では、その貞子と歌舞伎などで古くから描かれる「播州皿屋敷」がコラボをする。室町時代の国家老・浅山鉄山(愛之助)は邪魔な忠臣・船瀬三平(中村莟玉)とその許嫁(いいなずけ)・お菊(中村壱太郎)を井戸に沈めて殺害。その500年後、同じ古井戸のそばで若者たちが謎の死を遂げる。
イベントでは鈴木の手紙をMCが代読した。手紙は「お菊さんと共演できること、貞子はことのほか喜んでいます。これでようやく一人前の幽霊になれると感無量。井戸という住まいを同じくする者同士、積もる話もやまやまらしく、期待に胸を膨らませている模様です。お菊さん、貞子のご指導をよろしくお願いします。父より」というものだった。
愛之助は「お話をいただいたときはどういう風になるのかな。そして貞子さんと共演ができる。私ももちろん映画を拝見させていただきました。今回は播州皿屋敷と貞子がコラボ。私が浅山鉄山を務めさせていただきます。“かぶく”という魂を忘れてはいけない。どうなるかは分かりませんが、今回もかぶかせていただきます」と意気込みを語った。
報道陣から「今回の見どころは?」と聞かれた愛之助は「人と思いとか念というところですかね。そういうところが時空を越えてやってきます」と答え、貞子と初共演については「昔から見ていた作品の貞子さんなので、感慨深いものもありますし、ワクワクしています」と笑顔で答えていた。