【テッパチ!】第一部最終回!総合訓練に挑む宙(町田啓太)が母親に再会 視聴者「グッときた」
劇団EXILEのメンバーで俳優の町田啓太が主演を務めるフジテレビ系水曜ドラマ「テッパチ!」(午後10時)の第6話が10日に放送された。
訓練も母との関係も乗り越え成長した宙に「感無量」の声
劇団EXILEのメンバーで俳優の町田啓太が主演を務めるフジテレビ系水曜ドラマ「テッパチ!」(午後10時)の第6話が10日に放送された。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
同作は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた物語。町田演じるその日暮らしの主人公・国生宙(こくしょう・ひろし)は、ひょんなことから陸上自衛隊の候補生となり、大切な仲間と出会い成長していく。正規ではない軽いヘルメット・通称「うそっパチ」から、自衛官の身を守る正規の鉄帽「テッパチ」をかぶるにふさわしい「一人前の自衛官」を目指す。
自衛官候補生の教育終了まで残すところわずかとなり、総仕上げとなる2日間の総合訓練が行われることに。実際の戦場を想定した戦闘訓練と、25キロの徒歩行進訓練だ。
総合訓練のため準備する宙のもとに、留守電が入る。それは母親の再婚相手からで、母親が事故にあい危険な状態だという。事情を知った教育中隊長の八女純一3等陸佐(北村一輝)はすぐに向かうように指示するが、宙は訓練を続けるという。
バディーの馬場良成(佐野勇斗)からも病院へ行くよう促されるが、宙は母親との関係を打ち明けた。高校時代にラグビー部のエースとして活躍していた宙は、強引なプレーが原因で脚を痛め、チームから孤立していた。そんな時、シングルマザーで宙を育ててきた母親は、交際相手との間に子どもができて再婚。宙を置いて新たな家庭で幸せになっていたのだ。その後の宙は工事現場でその日暮らしの生活を送っていた。宙は馬場に、「またダメになりたくねぇ。ひとつぐれぇ、ちゃんとやり遂げてぇんだよ」と思いを伝えた。
総合訓練の日を迎え、1日目の戦闘訓練が始まった。普段以上に厳しい訓練に加え、激しい雨が候補生を襲う。そんな中、八女が宙の母親の危篤を知らせにやって来た。母親のもとへ急ぐように言われた宙は、「俺はこいつらとやり遂げるって決めたんだよ、最後まで!」と叫ぶ。宙の思いを知った第一班メンバーは、泥だらけになりながら一緒に訓練を続けた。
2日目の歩行訓練では、山道で丸山栄一(時任勇気)が足を踏み外して転落。肩を脱臼してしまう。また訓練前から足をけがしていた西健太(藤岡真威人)も限界に達していた。教官から救護車に乗るよう指示される2人だが、「最後までみんなと歩きたい」と訓練継続を希望する。宙が丸山の荷物を持つと、第一班メンバーがそれぞれ丸山と西に肩を貸す。宙は「8人そろって、俺たち全員で、俺たちの駐屯地に帰るぞ!」と声をかけ、全員で駐屯地目指して歩き始めた。
無事に駐屯地にたどり着いた8人。地面に崩れ落ちて喜ぶ中、宙は馬場から母親のもとへ向かうよう声をかけられ、病院に急ぐ。母親の容態は峠を越え落ち着いていた。目を覚ました母親は、宙の戦闘服に気づく。宙から自衛官を目指していることを聞いた母親は、「前に進んでるんだね」と声をかけ、宙の手に触れながら「ごめんね……一人にして」と涙を流した。宙は「一人じゃねぇよ。仲間がいる」と答え、涙しながらほほ笑んだ。
総合訓練を達成した8人は、無事に全員で修了式を迎えた。八女は8人それぞれに声をかけ、宙には「どこに出しても恥ずかしくない、俺の自慢の教え子だ」と伝えた。8人は晴れて自衛官となった。
訓練をやり遂げ、母親とも向き合った宙にSNS上では、「宙くん、やっと不本意なラグビー人生と母親の呪縛から解放された。自分の力で。一人の青年の自立を見届けることができて感無量」「母親とのシーン、分かり合えた2人の姿が素敵で、宙の涙しながらも嬉しそうに微笑むカットもグッときました」といったコメントが挙がっている。今回で第一部が終了。次回からは第二部がスタートし宙の自衛官生活が描かれる。