鈴木伸之&内田理央、人気マンガを実写ドラマ化 アラサー女子との胸キュンラブストーリー

俳優の鈴木伸之が10日、テレビ東京で11月から放送する木ドラ24「自転車屋さんの高橋くん」(深夜0時30分)の主演を務めることが分かった。併せて、内田理央の出演が決まり、原作者らのコメントが解禁となった。

鈴木伸之(左)と内田理央
鈴木伸之(左)と内田理央

岐阜・大垣市が舞台 半分が“岐阜ロケ”

 俳優の鈴木伸之が10日、テレビ東京で11月から放送する木ドラ24「自転車屋さんの高橋くん」(深夜0時30分)の主演を務めることが分かった。併せて、内田理央の出演が決まり、原作者らのコメントが解禁となった。

 原作は、リイド社「トーチweb」で掲載中のオリジナルコミックで、松虫あられによる同名作。「第10回 ananマンガ大賞」準大賞作品に選ばれるほか、「pixivコミックランキング2020『恋愛グルメ部門』」第3位、「このマンガがすごい!2022 オンナ編」13位、「マンガ大賞2022」第10位を獲得し、累計100万部超えを記録している。

 本作は、世話好き年下ヤンキーと内気なアラサー女子の大人の胸キュンピュアラブストーリー。東京出身の飯野朋子、略してパン子30歳が岐阜で一人暮らしをしながら、会社では上司から微妙なセクハラを受けたり、同僚からの誘いを断れずにいて悩む日々を送っていた。ある日、自転車で街に出かけた朋子は、チェーンが外れたことをきっかけに近所の自転車屋を営む高橋遼平と出会う。イケメンだが見た目がヤンキーで、ちょっと強引な遼平を怖いと感じる朋子だったが、悩んでいることを否定せず、優しく寄り添ってくれる遼平に徐々にひかれていき……というストーリー。

 年下ヤンキー・高橋遼平を演じるのは、映画「東京リベンジャーズ」や「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」シリーズ(フジテレビ系)などの話題作に出演し、巧みな演技力で幅広い役をこなす鈴木に決定。鈴木は「原作を読ませていただいた際、さまざまな登場人物とのやり取りや行動など、直接的な表現以外でキャラクター各々の人間性が描かれていて、とてもすてきな作品だと感じたのを覚えています。そんな作品に携わることができて本当に嬉しいです」と原作の印象を語った。

 また、出演について「今回演じるにあたり、寡黙で不器用でありながらも、優しくて心が温かい人間であるという遼平の最大の魅力を、映像を通して皆さんに伝えられるように頑張りたいと思います。是非皆さんにご覧になっていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします」と呼びかけた。

 そして、アラサー女子・飯野朋子を演じるのは、ドラマ「向かいのバズる家族」(日本テレビ)、「来世ではちゃんとします」シリーズ(テレビ東京)の主演を務めるほか、雑誌「MORE」レギュラーモデルなど幅広いジャンルで活躍する内田に決定した。原作ファンの内田は、「元々原作の漫画を持っていて、真っ直ぐで優しい遼平君にきゅんとしていました。なので、ドラマ化はきっとするだろうとは思っていたのですが……まさかパン子でオファーをいただけるなんて!! とても光栄です」と驚きだったと明かす。

 続けて、撮影について「半分が岐阜ロケで、原作のモデルとなった街での撮影となります。ギュッと凝縮された時間が過ごせるかなととても楽しみです。そして大垣で少しでもおいしいものが食べられるといいなと思い、パンフレットを熟読しております(笑)。パン子として遼平くんの一番近くできゅんとしながらも、視聴者の皆さんを毎週ドキドキさせられるように精一杯頑張ります。是非お楽しみに!」と振り返った。

 原作者の松虫はドラマ化について、「LDHさんにドラマ化のお話をいただいたときはたしか1巻が出てしばらくした頃。私は密かに鈴木伸之さんがいいな~と思っていたら、LDHさんに高橋くん役に鈴木さんを勧めていただきビックリしたのを思い出します。そしてパン子の役は難しくなかなか難航していたところ、ドラマで内田理央さんの演技にひかれたのを思い出し、お引き受けいただけるか心配でしたが、前向きにお引き受けいただけて嬉しく思いました。そして脚本の北川亜矢子さん。こちらの要望や提案を何度もお聞きいただき、とても面白い脚本に仕上げていただきました。私自身このドラマにとても期待しております」とコメントした。

 また、監督・プロデューサーを務めるテレビ東京の太田勇氏は、「初めて『自転車屋さんの高橋くん』を読んだとき、古い映画に出てくるような奥ゆかしくてもどかしい2人の恋愛にすぐに夢中になり、こんなすてきな漫画に出会えたことに心が震えました。映像化が決まったときも、その喜びに心が震えました」と原作の魅力を語った。

 本作について、「この原作の素晴らしさをどうしたら映像化できるのか、出した答えは、漫画の舞台である岐阜県大垣市で撮影することでした。予算がないことで有名なテレ東深夜ドラマで3週間の地方ロケ、今度は別の意味で心が震えました。。。ドロドロ不倫や激しい恋愛が昨今の深夜ドラマのトレンドですが、その真逆の作品です。なかなかサビがこないすてきなラブソングのような恋愛ドラマを一緒に楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

次のページへ (2/2) 【写真】原作「自転車屋さんの高橋くん」書影
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