タレントのフワちゃんが8日、都内で行われた映画「ブレット・トレイン」出発イベント（9月1日公開）に登壇した。当日は、共演声優の山本舞香、堀内賢雄、津田健次郎、関智一、木村昴とともに同作をアピールした。

　ホーネット（ザジー・ビーツ）役を演じたフワちゃん。本職の声優陣から「相当うまいよね」と絶賛の声があがると、フワちゃんは「アクリルなかったら皆とキスしたのに。皆、ありがとうね。今日はすごい偉そうな態度で臨んじゃうよ」と得意げ。続けて、「今まではね。全部本人役だったの。今回、こういう役名いただいたの、めちゃめちゃうれしかった」と心境を明かしていた。

　原作の大ファンだというフワちゃんは「めちゃくちゃ好きで。映画化されるとなってすごいびっくりして、自分のインスタでも『やばい』って書いたら、声優の仕事がきた。言ってみるもんだね。伊坂ファンも大喜びでびっくり。みんな早く見てほしいな」と軽快にコメント。さらに、フワちゃんは「だって私、伊坂と対談したんだから。伊坂の奥さんがなぜか私のことが好きで。伊坂が『大丈夫かな。どうしよう』と言ってたら、奥さんが『大丈夫。フワちゃんはちゃんとした子だから』って言ってたんだって。会ったことないのに」と笑いを誘っていた。

　MCから「原作ファンから見てどうですか？」という質問が上がると、フワちゃんは「私、口うるさい原作ファンだけど、思ったよりちゃんと『マリアビートル』だったの。後半は、ハチャメチャになってくるんだけど、ハチャメチャの仕方も面白かったの。後半は高速列車で起こることの範ちゅうを超えてるから。伊坂とハリウッドのいいとこどりだった」と端的に同作の感想を語っていた。

　同作は、伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」が原作のミステリーアクション映画。世界一運の悪い殺し屋レディバグ（ブラッド・ピット）は超高速列車の中で、次から次へと乗ってくる身に覚えのない9人の殺し屋たちに命を狙われる。