元宝塚トップスター・真飛聖が初の月9ドラマ出演 着物業界の“女帝”演じる
女優の真飛聖と萩原みのりが、フジテレビ月9ドラマ「競争の番人」(毎週月・午後9時~)の第6話に出演することが決定した。真飛の月9ドラマへの出演は今作が初、萩原は今作が初のフジテレビドラマ出演となる。
真飛聖と萩原みのりが「競争の番人」第6話出演決定
女優の真飛聖と萩原みのりが、フジテレビ月9ドラマ「競争の番人」(毎週月・午後9時~)の第6話に出演することが決定した。真飛の月9ドラマへの出演は今作が初、萩原は今作が初のフジテレビドラマ出演となる。
本作は、4月期月9ドラマ「元彼の遺言状」の原作者であり、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新進気鋭の作家・新川帆立が、「小説現代」(講談社)で連載し、5月9日に発売された「競争の番人」(講談社)が原作。坂口演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。誰もが一度は聞いた事があるがその実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”となっている。
真飛は、いくつもチェーン店を持つ大手の呉服店「赤羽屋」の社長・赤羽千尋(あかばね・ちひろ)を、萩原みのりは、若者向けのオシャレでライトな和服が並ぶ呉服店「ファイブシーズン」の社長・井手香澄(いで・かすみ)をそれぞれ演じる。第6話では、ダイロクの元に、大手の呉服店「赤羽屋」が新たな店が新規参入しようとしても、妨害する「私的独占」を行っているとの情報提供があり、赤羽屋の社長・千尋(真飛)を調査する。「赤羽屋」が私的独占を行っているという情報提供をしたのが香澄(萩原)。そんな香澄は以前「赤羽屋」で千尋の部下として働いていたが、千尋の厳しいやり方についていくことができずに会社を辞めて独立。「赤羽屋」で扱う商品は富裕層に向けたものが多く、そことの差別化を図るために香澄が経営する呉服店「ファイブシーズン」は、比較的リーズナブルな価格で若者をターゲットに経営戦略を立てている。かつて2兆円市場といわれた着物業界も今ではその6分の1程度。時代の変化とともに、業界の変化も求められていた。そんな中で奮闘していた香澄だが、経営が軌道に乗りかけた矢先に、職人たちから次々と契約を切られるようになってしまう。千尋が方々に圧力を掛けている疑いがあるということで、ダイロクが千尋に事情聴取することに。今回の案件でやけに気合が入っている桃園千代子(小池栄子)。実は、千尋は過去にも「私的独占」で公取委の調査対象になっていたことがあり、当時桃園は千尋の「私的独占」を立証できなかったのだ。桃園にとって因縁の相手となる千尋にリベンジする機会が。事情聴取での桃園VS千尋の壮絶な舌戦が繰り広げられるシーンは必見だ。
真飛は、1995年に宝塚歌劇団に入団。2007年に花組トップスターに就任し退団後、「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」(12年4月期/フジテレビ・カンテレ)でドラマデビュー。以降、「あなたの番です」(19年/日本テレビ)や映画「ミッドナイトスワン」(20年)、映画「あなたの番です 劇場版」(21年)など、話題作に出演している真飛だが、月9ドラマへの出演は、今作が初となる。元花組トップスター・真飛聖が、今作では関東着物協会の会長を務め、着物業界を牛耳る「女帝」とも呼ばれる女性社長・千尋をどのように演じるのだろうか。
そして、萩原は映画「成れの果て」(21年)や映画「N号棟」(22年)などで映画の主演に立て続けに抜てきされ、今最も注目される若手女優の一人。実際に起きた幽霊団地事件を基にした考察型恐怖体験ホラー映画「N号棟」では、死恐怖症(タナトフォビア)を抱える女子大生というハードな設定を見事に演じきり、各方面から高い評価を受けている。「RISKY」(21年/MBSほか)では、地上波連続ドラマ初主演、坂元裕二脚本で注目を集める「初恋の悪魔」(22年/日本テレビ)など話題作にも出演している萩原だが、フジテレビドラマへの出演は今作が初となる。
今回も一筋縄ではいかない調査にダイロクが悪戦苦闘。過去に因縁がある桃園VS千尋の勝負の決着も見逃せない。