令和仮面ライダーの第4弾「仮面ライダーギーツ」（テレビ朝日系）の制作発表会見が7日、東映の公式YouTubeチャンネル「東映特撮YouTube Official」などで配信され、6人のメインキャストが発表された。白いキツネをモチーフにしたビジュアルが印象的な主人公・浮世英寿（うきよ・えーす）には、俳優の簡秀吉（19）が決定。新作には多数の仮面ライダーが登場し、白いキツネのほか、緑のタヌキ、黒猫、紫の牛などがモチーフになっている。

　白いキツネをモチーフにしたビジュアルが印象的な主人公を演じる簡は「僕が演じる英寿はとにかく強くて戦い方もトリッキーで、余裕があって天才肌。その根本には優しさがあるのですが、まだ謎が多いキャラクター。浮世英寿を全力で愛し、そして全力で愛されるように1年間、頑張っていきます」と意気込んだ。

「仮面ライダーギーツ」は、さまざまな個性を持つ仮面ライダーたちが、謎の敵・ジャマトから、街の平和を守るため、スリリングな生き残りゲーム「デザイアグランプリ」を展開する物語。見事に最後の1人なった勝者「デザ神」は、理想の世界をかなえられるという。

　会見には天才的な戦闘センスを持ち、デザイアグランプリで不敗を誇っている仮面ライダーギーツのほか、就活中の大学生。趣味はボランティアで、世界平和を本気で願っているお人よし。緑のタヌキをモチーフとする仮面ライダータイクーン（桜井景和）に変身する佐藤瑠雅。財力も美貌もすべて備えているのに、それらを捨てて一般人になりたいという、奇妙な夢を持つセレブインフルエンサー（鞍馬祢音）で、黒猫をモチーフにした仮面ライダーナーゴに変身する星乃夢奈。紫の牛モチーフの仮面ライダーバッファ（吾妻道長）に変身する、謎の男。なぜかギーツに異様なほどの敵対心を燃やす役どころの杢代和人。生き残りゲーム・デザイアグランプリのナビゲーター役（ツムリ）をつとめ、ルール解説などを行なう謎の女性・青島心も登場した。ほか、デザイアグランプリの参加者が集うデザイア神殿に常駐するコンシェルジュ（ギロリ）役は忍成修吾が務める。

　京都府出身の簡は183センチの長身を活かし、野球や空手、ラグビーなどをこなすスポーツマン。ドラマ「ナンバMG5」（フジテレビ系）に生徒役で出演するなど、認知を広げている。簡は所属事務所の先輩・井上正大も「ディケイド」役でシリーズに主演している。

　主題歌はシンガー・ソングライターの倖田來未と、湘南乃風が初めてタッグを組むことも公表。倖田は「この楽曲で戦闘シーンやカッコいいシーンを盛り上げたいと思いながらレコーディングしました」とコメント。「仮面ライダー鎧武/ガイム」（2013～14年）でも仮面ライダーの主題歌を手掛け、9年ぶりに担当することが決まった湘南乃風は「今回はなんといっても倖田來未さんと初タッグを組ませていただけるということで、新たな化学反応を共に作り上げ、作品を盛り上げていければ」と話している。タイトルやユニット名については今後、明かされる。

「仮面ライダーギーツ」は9月4日から、テレビ朝日系で毎週日曜午前9時から放送される。