3500万円フェラーリにBMWを2台、時計は約500万円 21歳の現役医大生の“こだわり”
20歳で3500万円の「フェラーリ458スパイダー」を自腹で購入し、家賃50万円のタワーマンションで1人暮らしをしている21歳の現役医大生が、2022年4月放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ」に出演し話題となった。その正体は、TikTokで「りょた」としても活動している、株式会社メディアエイドCEO 代表取締役社長の九島遼大さん。20歳という若さでフェラーリを購入できたことも驚きだが、ほかにもBMW2台、社用車2台を所有しているという。九島さんに車好きになったきっかけとこだわりを聞いた。
株式会社メディアエイドCEO 代表取締役社長の九島遼大さんインタビュー
20歳で3500万円の「フェラーリ458スパイダー」を自腹で購入し、家賃50万円のタワーマンションで1人暮らしをしている21歳の現役医大生が、2022年4月放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ」に出演し話題となった。その正体は、TikTokで「りょた」としても活動している、株式会社メディアエイドCEO 代表取締役社長の九島遼大さん。20歳という若さでフェラーリを購入できたことも驚きだが、ほかにもBMW2台、社用車2台を所有しているという。九島さんに車好きになったきっかけとこだわりを聞いた。(取材・文=石井宗一朗)
19歳でTikTokアカウント、ホームページなどの運営代行を行う同社を設立。フェラーリを購入できるほどの利益を上げている九島さんは、幼少期から“車好き”だった。
「物心ついたときから『カッコイイ』と感じていました。決め手は親に買ってもらっていた雑誌『カーセンサー』。それをカタログベースで覚えてしまって……そういうところからですね」
現在はフェラーリのほか、社用車2台、BMW2台の計5台を所有している。社用車は都内の移動用に使っているという「アルファード」。会社が大きくなり、移動が増えたことで購入を決めた。
BMW2台はフェラーリよりも前に購入したが、こちらも「自腹」だ。
「それこそ車が好きだったので、『フェラーリは買えないけど、これぐらいだったら買える』というタイミングで購入しました」
車種は「M4 クーペ Competitionという、いわゆる“4シリーズ”で最上位のもの。そして“5シリーズ”の530e」。値段は「M4は1000万円ちょっと、530eが700万円ぐらいだったと思います」と明かした。
M4を選んだ理由は“万能性”。「4人しっかり乗れて街乗りもできるけど、走行性能が高くサーキットも楽しめるという点が魅力。元々BMWが好きで、その中で探していくとこれが1番かなと思いました」。
新たに車を購入する予定は今のところないが、“将来買いたい車”として「ロールス・ロイス」を挙げた。
また、車好きな九島さんだが、時計など資産価値の高いモノも所有している。中でも世界三大時計ブランド「オーデマ・ピゲ」の腕時計は約500万円と高額だ。
しかしながら、高価な買い物は車と時計のみ。「需要が高く、値段が下がらないようなモノしか持っていないです。家も賃貸ですし、動けるメリットの方が大きいと思っています」。
フェラーリをはじめとして、こうした高価な車や時計をTikTokなどでたびたび披露している。そこには採用活動をSNSだけで完結させている九島さんならではの狙いがあった。
「ターゲットは20~25歳の男性。TikTokでは『なんでこんなに稼いでいるんだろう?』『なんでこの年でフェラーリ?』といった風に思われるように発信しています。知ってもらえれば良いので、破天荒なことをやったり、『何こいつ?』と鼻につくようなことをやっても問題ない。そこで知ってくれた人がインスタグラムにきてくれて、自分や会社のことを知ってくれる。そこから求人として寄せられるような形になっています」
応募してくる人材は多岐にわたるが、「大学を中退してでもやりたいという方、大手企業に勤めているけど楽しくなくて辞めたいという方、そういった方たちが多い」と明かす。
今後、SNSマーケティングへの「企業の参入は増える」といい、「SNSが大衆の身体になじめばなじむほど、お金が生まれやすくなってくる。ターゲット層が広がって、よりお金が動くようになると思います」と語った。
「昔だったら公式ホームページがないのは会社としてありえないよねっていう感じだったと思うんですけど、それがSNSになっていく。文字が写真、写真が動画にと情報量が増えていくのは間違いないと思います」
TikTokのマーケティング会社としてのポジションを確立した株式会社メディアエイド。九島さんが「ロールス・ロイス」に乗る日もそう遠くはないかもしれない。
□九島遼大(くしま・りょうた)2000年東京都生まれ。現東京慈恵会医科大学在学中。株式会社メディアエイドCEO 代表取締役社長。20年にTikTokに本格参入し、約1年間で30万人のフォロワーを集める。その後、発信者としても活動しながらSNS運用代行業を開始。「再現性が高いノウハウ」により、半年間でプロデュースアカウントは75アカウントを超える。TikTok業界ではトップのアカウント数。TikTokを用いたインスタ運用や他媒体運用を得意としている。