【六本木クラス】新と龍河がバチバチの対決 “チキン”にネット民が注目したワケ【変更点リストあり】

俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第5話が4日に放送された。Netflixで配信され大ヒットとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメーク版で、日韓共同プロジェクトとして制作。この日はオリジナル版のエピソード5の終盤から同7の前半部分が描かれた。

“チキン”で勝負に出る宮部新役の竹内涼真【写真:ENCOUNT編集部】
“チキン”で勝負に出る宮部新役の竹内涼真【写真:ENCOUNT編集部】

「テレビ朝日」は「太陽テレビ」に、こだわりの名称変更

 俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第5話が4日に放送された。Netflixで配信され大ヒットとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメーク版で、日韓共同プロジェクトとして制作。この日はオリジナル版のエピソード5の終盤から同7の前半部分が描かれた。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 主人公の宮部新(みやべ・あらた)が父親を死に追いやった大手外食産業・長屋ホールディングスの長屋茂会長への復讐(ふくしゅう)を誓う青春群像劇。第5話は新が経営する居酒屋「二代目みやべ」のマネジャーで人気インフルエンサーの麻宮葵(平手友梨奈)が店のPRのため料理対決をテーマとするテレビ番組への出演を取りつける。新が「太陽テレビ」に出向くと、長屋ホールディングスの長屋龍河(早乙女太一)が現れた。龍河はプロデューサーに新に前科があることを暴露し、「優香も中卒の前科者をもう相手にしたくないと言っている」と悪態をついて挑発を繰り返した。新と龍河のバチバチ対決がエスカレートする中、長屋ホールディングスの株式を買い増す新の行動に危機感を募らせた長屋会長は「二代目みやべ」に乗り込んで野菜炒め、卵スープ、みやべ特製唐揚げを完食するも「長屋を相手にするのは無理だ」と吐き捨てた。

 劇中のテレビ局の名称について調べると、原作の「梨泰院クラス」では「TJBC」となっている。これは同ドラマの放送が韓国の中央日報系テレビ放送局「JTBC」であることに由来する。「六本木クラス」はテレビ朝日系で放送されていることから「朝日」→「太陽」になったものと思われる。

 ネットでは父親の茂から命じられて見合い会場に出向いた龍河の“チキン”ぶりに反応する声が多く上がっている。外の景色が美しいレストランでのお見合いシーン。遅刻してやってきた龍河が席に座ると料理が運ばれてくる。クローシュ(皿にかぶせる金属製の覆い)を取るとそこに現れたのはフランス風ローストチキンの丸焼き。中身を見た龍河は鶏を絞め殺した過去の記憶がよみがえりおそれおののく。見合い相手の女性が「他の(メニューを)を頼みます」と場をとりなすが、龍河は逃げるように席を立って帰ってしまった。

 オリジナルの「梨泰院クラス」では、チキンは2人分あり、チキンが苦手というグンウォンに見合い相手の女性が「面白いわね。外食企業1位の会社なのにチキンが苦手なんて」と苦笑い。グンウォンは当惑しつつも席に座り続けたが、「六本木クラス」では龍河がチキンを見て逃げ帰ってしまった。そのあたりの描写は龍河の“チキン”ぶりが際立つ演出となった。見合い相手の女性の物腰は韓国版の方が手ごわい印象で日本版はおとなしい女性像として描かれていた。

 ネットでは「チキンみて震えとる。かわいいな龍河」「龍河のチキンに対するトラウマやばい」「チキン怖くて逃げたなんて言えないもんね」「チキンがトラウマな龍河、面白い」「チキンはチキンが苦手」のほか、「いきなりチキン丸ごと出てくるお店」「お見合いで丸焼きチキンとかそんな食べにくいもん出すなよ」とツッコミを入れる声もあった。

 龍河の“チキン”ぶりと、二代目みやべの自慢料理が“鶏の唐揚げ”というのも底流でリンクしていそうだ。“唐揚げ”こそが龍河に対する復讐のアイテムという位置づけならかなり奥深い。

 第5話の主な設定変更は以下の通り。

・「梨泰院クラス」オ・スア(クォン・ナラ)の高校時代。教室でクラスメートからパンと牛乳をもらう。
→「六本木クラス」楠木優香(新木優子)がサンドイッチのハムレタスサンドとジュースをもらう。

・「梨」教室に呼び出さたスアは先生からの叱責をいったん受け止める。外に出てツバキの花を摘み「私だけでも自分を愛してあげよう」と誓う。
→「六」優香は先生に対し終始反抗的な態度。花を摘むシーンはカット。

・「梨」レストランでの飲み会。イソは茶色の革ジャン姿。
→「六」葵は青の革ジャン姿。

・「梨」レストランでのお見合いシーン。運ばれてきたフランス風ローストチキンは2人分。
→「六」チキンはまるごと1羽。クローシュ(皿にかぶせる金属製の覆い付き。

・「梨」見合い相手の女性が「面白いわね。外食企業1位の会社なのにチキンが苦手なんて」。グンウォンは当惑。
→「六」見合い相手の女性が「他の(メニューを)を頼みます」。龍河は逃げるように席を立って帰ってしまう。

・「梨」イソの母親が勤務先で娘のブログをスマホで見ている。帰宅後にイソに説教。
→「六」葵の母親が自宅で娘のブログをスマホで見て説教。

・「梨」イソが店内でセロイにスタッフの増員を要請。
→「六」このシーンはカット。

・「梨」家を出たイソが陸橋の上でセロイと夢を語り合う。下には車が流れ、遠くに南山タワーが輝いている。夜明けを迎え野鳥の群れが上空を飛び交う。
→「六」家を出た葵がビル街の一角で新と夢を語り合う。バックに東京タワーがそびえたっている。野鳥の群れは登場せず。

・「梨」スタッフ増員のため店内でアルバイトの面接。最後にキム・トニー登場。
→「六」第5話ではアルバイト面接シーンは登場せず。

・「梨」セロイとスアが梨泰院の街を歩きながら会話。路上に停車した車の中からグンウォンがいまいましそうに2人を見つめる。
→「六」新と優香が二代目みやべの店内で会話。窓の外から龍河が見つめる。

・「梨」料理店でチャン会長と息子のグンウォンが高価な食事をしながら会話。
→「六」会長室で長屋会長と息子の龍河がお茶を飲みながら会話。

・「梨」セロイがテレビ局「TJBC」を訪問。
→「六」新がテレビ局「太陽テレビ」を訪問。

・「梨」セロイが会議室に入ると、男性と女性の番組スタッフがそれぞれ1人、グンウォンはすでに席に座っている。
→「六」新が会議室に入ると、番組スタッフは1人。後から龍河が部屋に入って来る。

・「梨」つきまとうグンウォンにセロイが「殺人者の妻は嫌だろう。不安か。中卒で前科者ごときのせいで」と反撃。グンウォンはエレベーターに乗り込む。
→「六」つきまとう龍河が新に「優香も言ってたよ。中卒で前科者なんてもう相手にしたくないってさ」と卑屈な笑い。その後、立ち去る。

・「梨」飲み会の席からグンウォンがスアに電話しテレビ局でセロイに会ったことを告げる。
→「六」このシーンはカット。

・「梨」テレビ局から出演見合わせの通知を受けたセロイがタンバムの屋上でスアの言動を回想。
→「六」このシーンはカット。

・「梨」スアを追ってセロイが走り出す。バス停留所に座っていたスアは到着したバスに乗り込む。
→「六」新と立ち話をした後、優香は路地を曲がる。追ってきた新を振り切ってタクシーに乗り込む。

・「梨」チャン会長が側近を従えて社屋1階を歩く。セロイの名前が長家グループの株主名簿に載っていることを知ったチャン会長は書類を空中にばらまく。
→「六」長屋会長は会長室で側近と会議。株主名簿を空中にばらまく。

・「梨」タンバムに乗り込んできたチャン会長に豚もやし炒めと豆腐チゲを出す。
→「六」二代目みやべに乗り込んできた長屋会長に野菜炒めと卵スープ、みやべ特製唐揚げを出す。

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