東農大出身の工藤阿須加、農作業が役作りに直結「道具を持つと『手に染みついているね』と」
28日午後10時からWOWOWで放送・配信スタートする「連続ドラマW 鵜頭川村事件」の完成報告会が2日、都内ホールで行われ、女優の蓮佛美沙子、工藤阿須加、入江悠監督が登壇した。
「連続ドラマW 鵜頭川村事件」の完成報告会
28日午後10時からWOWOWで放送・配信スタートする「連続ドラマW 鵜頭川村事件」の完成報告会が2日、都内ホールで行われ、女優の蓮佛美沙子、工藤阿須加、入江悠監督が登壇した。
主演の松田龍平と監督の入江悠が、11年ぶりにタッグを組んで挑む同作は全6話。櫛木理宇著、同名小説のスリリングな物語展開や人間の本性に迫る心理描写はそのままに、時代や設定を改編、壮大なスケールで映像化。行方不明の妻を捜す医師・岩森(松田龍平)は娘を連れて妻の故郷・鵜頭川(うずかわ)という名の村を訪れ、そこで事件に巻き込まれていくという物語。
この日行われた完成報告会では、主演の松田龍平、伊武雅刀が体調不良で欠席。蓮佛、工藤、入江監督が登場し、撮影の裏話や作品の見どころなどを語った。
工藤は鵜頭川村を牛耳る矢萩総業の古いしきたりに反発する青年団のリーダー・降谷を演じる。工藤は作品について「一人ひとりが持っている正義が必ずしもいい形で報われるわけではないというか。自分の正義が相手にとって悪だったり、相手の正義が自分にとって悪だったり。そういうところがすごく見える作品。自分の正義がぶれちゃいけないと思った」と語った。
工藤が演じる降谷は農作業も手伝っているという設定。東京農業大学を卒業し、役者業と並行して農業にも取り組んでいる工藤は「クワや道具を持ったときに、監督から『手に染みついているね』と言われて安堵した」と笑顔を見せ、「農作業が役に生きたのがうれしかったです」と喜んでいた。