俳優の菅田将暉が31日、都内で行われた映画「百花」（9月9日公開）完成披露舞台あいさつに原田美枝子、長澤まさみ、永瀬正敏、川村元気監督とともに出席した。

　映画の内容にかけ「忘れられない思い出」に聞かれた菅田は、大好物の「おばあちゃんが作ってくれるオムレツ」のエピソードを披露した。「小3のとき食べすぎて吐いたんです。オムレツを食べまくって、その後に英会話の授業があった。外国人の方が授業してくれている中、吐きそうになって。授業中、ちょっと出ちゃった（笑）。先生に『ゲットアウト！』と言われ、外で吐いたのが忘れられない」と紹介。会場は笑いに包まれた。

「百花」は、「告白」「悪人」「君の名は。」など多数のヒット作を世に送り出してきた川村元気氏が、原作・脚本・監督を務めた作品。記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出をよみがえらせていく息子・泉を菅田、すべてを忘れていく中でさまざまな時代の記憶を交錯させていく母・百合子を原田が演じ、ダブル主演で親子の愛を描く。

　撮影でも忘れられないほど、大変なシーンの連続だったという。諏訪湖での撮影では本物の花火が打ち上げられ、「花火にあわせてお芝居をした」と菅田。「5秒に1発とか言われれロジックに決めて用意していた。でも本番が始まったら覚えていないので、ぐちゃぐちゃになりながら、なんとか撮るみたいな」と苦笑しながら振り返った。