三木谷浩史氏が新型コロナ検査態勢の拡大訴え 「日本の政治家、メディア、国民も楽観的すぎる」
インターネット通販大手・楽天の代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏が23日、自身のツイッターを更新。世界的に感染が広がる新型コロナウイルスの防止対策についての持論をつづった。
「ドイツ、韓国を見習うべき」…危機感訴えるツイートに賛否両論
インターネット通販大手・楽天の代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏が23日、自身のツイッターを更新。世界的に感染が広がる新型コロナウイルスの防止対策についての持論をつづった。
三木谷氏は、「今、海外で起こっている爆発的な伝染拡大は対岸の火事では無い」と、米国や欧州の深刻さを意識したように書き始め、「残念ながら、日本の政治家、メディア、国民も楽観的すぎると思う」と指摘した。「米国に居て、この一週間の信じられない激的な感染者数増加が日本で起こらない事を祈る。医療崩壊が起こるから検査するなという人もいるがドイツ、韓国を見習うべきだ」と意見を書き連ねた。
三木谷氏は「検査」をめぐり、21日に複数のツイートを投稿。「海外がPCR検査を積極的にすすめる中、日本はかなり新型コロナ検査が遅れており、このままでは信頼感がなくなる」と言及し、「非対面やドライブスルーで検査し、まず初診はスマホを使った遠隔医療するべき。現在の法律では、初診は対面が必須と真逆。欧州のような事態にならないように、政府が動くのは今しかない」などとして、日本国内における検査態勢の早急な拡充を訴えている。
簡易PCR検査については、新型コロナウイルスに感染していないのに陽性と判定されてしまう「偽陽性」の可能性が指摘されており、かえって医療崩壊につながるとの批判もある。
23日の三木谷氏の投稿についてコメント欄では賛否両論が起こっている。「おっしゃる通りです。医療崩壊が起きないように対策を講じて検査を増やしていけば良いです」、「日本での爆発的な感染を私も心配しています。だからこそ、三木谷さんには、検査の是非の議論からは次に進んでほしい」、「誰でも彼でも検査する必要性は感じません」、「検査数を増やす事を目的化してはいけないと思います」、「この感覚が正しいと思います。警戒して、し過ぎることはありませんね」などといったコメントが集まっている。