年内で歌手活動からの引退を発表している加山雄三が、25日放送のニッポン放送「オールナイトニッポンGOLD」（午後10時）でパーソナリティーを担当することが分かった。加山がオールナイトニッポンのパーソナリティーを担当するのは今回が初めてとなる。

　1960年に映画デビューし、全17作にも及ぶ主演映画「若大将シリーズ」が大ヒット。歌手としても65年に発売された「君といつまでも」をはじめ数々のヒット曲を生みだすなど、日本を代表する俳優、そして歌手である加山。そんな加山が6月20日に、年内をもって長年続けてきたコンサート活動を卒業すると発表した。

　一般のホール公演としては最後のパフォーマンスとなる9月9日の「加山雄三ラストショー ～永遠の若大将～」は、生の歌声を1人でも多くの方に届けるべく、全国47都道府県の映画館で生中継（ライブ・ビューイング）も決定している。

　さらに、ラストショーを盛り上げるべく、加山雄三の出世作、映画「若大将シリーズ」の復活上映の開催も、8月26日から9月8日までの2週間限定で決定した。コンサート活動卒業を前に高まる熱気の中、加山が今の自身の思いをラジオで語り尽くす。加山にとって、コンサートとは、音楽とは、歌とは何なのか、歌手活動61年の思いが詰まった2時間となる。

　番組について加山は、「僕も長いこと活動してきましたが、オールナイトニッポンも本当に長いですよねえ。1967年から現在までずっと放送されているのは、多くの方々に愛されているからこそだと思います。そんな歴史ある番組でパーソナリティーを務めさせていただくこと、今から楽しみにしています。音楽やコンサートについてたっぷりとお届けします！　是非聴いてください！」と呼びかけた。