平手友梨奈、「六本木クラス」で女同士の大乱闘 独自シーンも複数登場【変更点リストあり】
俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第4話が28日に放送され、歌手で女優の平手友梨奈が鬼ビンタを連発する壮絶乱闘アクションを披露した。
トランスジェンダーの綾瀬りくが宮部新から勇気をもらった理由は“弁当”
俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系「六本木クラス」(毎週木曜、午後9時)の第4話が28日に放送され、歌手で女優の平手友梨奈が鬼ビンタを連発する壮絶乱闘アクションを披露した。
Netflixで配信され大ヒットとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメーク版。主人公の宮部新(みやべ・あらた)が父親を死に追いやった大手外食産業・長屋ホールディングスの長屋茂会長への復讐(ふくしゅう)を誓う青春群像劇。第4話では、新が六本木にオープンした居酒屋「二代目みやべ」に新スタッフが加わる。営業停止の原因を作ってしまった長屋龍二(鈴鹿央士)が「借りを返したい」と志願。続いて、インフルエンサーの麻宮葵(平手)が「二代目みやべ」の内装とメニューの刷新をテキパキと指示する。その異才ぶりを見た新は葵のマネジャー就任を認めた。ホール係の内山亮太(中尾明慶)は葵と龍二と一緒に六本木のクラブを初体験。フロアで踊る妖艶な美女に惹かれて声をかけると、そこに立っていたのは厨房担当の綾瀬りくだった。りくはトランスジェンダーであることをカミングアウトし、店長の新も知っていることを明かした。開店初日から店は行列ができる大盛況となったが、葵はりくが作る料理に問題があることを見抜いていた。
葵を演じる平手は第3話でしつこく迫る男を背負い投げし、顔面に強烈な蹴りを食らわせるアクションを熱演。第4話では「二代目みやべ」を営業停止に追い込んだ元同級生の女性3人組を相手に大立ち回りを演じた。工事現場のコーンバーを振り回す元同級生からコーンバーを取り上げ、顔面に平手打ちをこれでもか、とお見舞いした。女同士の大乱闘は壮絶な迫力だった。
これまでオリジナル版をほぼ踏襲してきた日本版だが、第4話ではオリジナル版にはないテレ朝独自のシーンがいくつか登場した。1つはクラブで踊るりくが店の仲間にトランスジェンダーであることをカミングアウトした後、女の子のかっこうに憧れていた幼少期を回想するシーンが登場。続いて六本木ヒルズのベンチに座ったりくが泣き崩れるシーンがあったが、こちらは「梨泰院クラス」にはないシーンだ。
2つ目は新とりくの出会い。工場で働いていた新は同僚からいじめを受けるりくに近づき、パンと弁当の交換を申し出る。りくが作った弁当は同僚から小突かれて地面に落とし中身が崩れていたが、新は「見た目なんて気にしない」「おいしい」と笑顔を浮かべた。トランスジェンダーのりくにとって新の言葉は励みとなり新へ信頼を寄せるきっかけとなった。韓国版ではトランスジェンダーのマ・ヒョニと主人公パク・セロイの出会いを詳しく描いたシーンがない。新とりくの信頼関係をクローズアップするためにテレ朝スタッフが工夫を重ねた結果だろう。
その他の主な設定変更は以下の通り。
・「梨泰院クラス」セロイが開いた居酒屋「タムバム」で働くことになったチャン・グンスが幼少期に義理の兄チャン・グンウォンからいじめを受けたのに母親から同情されず「誰からも愛されなかった」と回想するシーン
→「六本木クラス」カット
・「梨」グンスが「弱肉強食」をモットーとする父親のチャン会長から「弱者が生き残る道は強者に寄生することだ」と諭される回想シーン
→「六」カット
・「梨」イソが「タムバム」マネジャーに志願しセロイらと面接。審査したお通しは豆もやしスープ
→「六」お通しはキャベツ
・「梨」続いて看板メニューの審査。出されたのは砂肝のニンニク炒め。イソは「まずい。焼酎でうがいしたい」と酷評
→「六」看板メニューはもつ煮込み
・「梨」セロイからマネジャーに指名されたイソが右手でVサインしながら指をコキコキと曲げるポーズ
→マネジャーに指名された麻宮葵が右手で指ハート
・「梨」セロイが屋上の塀を植物で装飾。イソが「並べるとつまらないから高さをずらした方がキレイ」と助言
→「六」新が屋上で客席の椅子にペンキを塗っている。葵は「普通に塗っても面白くないので。こういうふうにちょっとエイジングを入れるんです」と青ペンキの上に白ペンキをかぶせる
・「梨」父親のチャン会長から見合いするよう命じられたチャン・グンウォンが「恋愛結婚したい」と反発
→「六」見合いを命じられた長屋龍河は「結婚相手は自分で見つけます」と反発
・「梨」オ・スアが切り盛りする居酒屋「長家ポチャ」の料理をチャン会長が店に出向いて直々に味見審査し「大丈夫だ」「君が来て売上が伸びた」と太鼓判
→「六」会長室でやりとり。長屋会長が料理を食べるシーンはカット
・「梨」チャン会長がオ・スアと外を歩きながら「グンウォンに見合いをさせる」と打ち明け、セロイが経営する「タンバム」前で行列を作る客をいまいましそうにながめる
→「六」会長室でやりとり。2人で外を歩くシーンはカット
・「梨」「タムバム」の閉店後、セロイがスタッフに純豆腐チゲを振る舞い、グンスは「今までで最高の味」と絶賛
→「六」閉店後、新が唐揚げを振る舞い、龍二は「こんなうまい唐揚げ初めて」と絶賛
・「梨」厨房担当のマ・ヒョニとの出会いは工場だったことをスタッフに告白
→「六」工場でりくと出会い、りくの弁当を食べる回想シーンが登場
・「梨」クラブで踊るマ・ヒョニの衣装はへそ出し、パンツルック。腰と肩にタトゥー
→「六」クラブで踊るりくはミニワンピース姿。その後、幼少期の回想シーンが登場し六本木ヒルズのベンチに座ったりくが泣き崩れる
・「梨」繁盛する「タムバム」だが、「料理に髪の毛が入っている」「チゲの味が薄い」と客がクレーム
→「六」客が食べ残したオムレツやポテトフライを見て葵は厨房に入りスープを味見して「しょっぱい」とりくに注意
・「梨」マ・ヒョニに2倍の月給を渡したセロイが「トランスジェンダーだから一緒に働けない、そう思うやつがいたらいますぐ言え。それが誰であれ、オレは切る」とヒョニを擁護
→「六」3年前の15年、工場勤務の新はりくと知り合い、りくの弁当を食べて「うまい」と感激。現在に戻り新はりくに「また明日から頑張ろう」と声をかける
・「梨」イソが因縁の元同級生に平手打ちを連打
→「六」元同級生が振り回す工事現場のコーンバーを取り上げ平手打ちを連打
・「梨」厨房担当のヒョニが作った特製麺料理をイソが味見して「おいしい」
→「六」二代目みやべ特製にんにくコーラ唐揚げを葵が味見して「おいしい」
・「梨」ヒョニの料理に合格点を与えたイソが「髪が痛んでいる。黒髪がもっと似合う。オンニ(韓国語でお姉さん)」と呼んでほほ笑む
→「六」りくに「黒髪の方が似合うよ。りく」と名前で呼んでほほ笑む